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ヌーヴォレコルトなど、秋華賞の有力候補が集結/ローズSの見どころ

  • 2014年09月15日(月) 18時00分


 秋華賞トライアル・ローズS。今年もオークス馬ヌーヴォレコルトや2歳女王レッドリヴェール、ブエナビスタの半妹サングレアルなど、本番でも有力視されるだろうメンバーが揃った。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

 ヌーヴォレコルト(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)は桜花賞で僅差の3着に入り、距離が延びたオークスでハープスターを下して女王の座に輝いた。今の阪神は差しが利く馬場状態だし、本番の秋華賞に向けて無様な競馬はできないところだろう。

 レッドリヴェール(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)は阪神ジュベナイルFの勝ち馬で、桜花賞ではハープスターの鬼脚に屈したものの2着に入り、世代トップクラスの実力を見せつけた。果敢に挑戦した日本ダービーでは12着と惨敗したが、大幅な馬体重減や外枠も影響しているだろう。牝馬同士で距離も守備範囲の今回は勝ち負け必至。

 サングレアル(牝3、栗東・松田博資厩舎)はブエナビスタの半妹で、春はオークストライアルのフローラSを優勝。手先が軽く確かな末脚を使えるタイプで、今の野芝オンリーの阪神コースは絶好の舞台。ここはGI勝ち馬が出走しているが、それらを負かしてもおかしくはない。

 その他、フローラS2着・オークス5着のブランネージュ(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)、素質高いディープインパクト産駒のプリモンディアル(牝3、栗東・藤原英昭厩舎)、前走は直線の不利もあって伸び切れなかったが、前々走の勝ちっぷりを見直したいリラヴァティ(牝3、栗東・石坂正厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時35分。

【データ分析/阪神外回り芝1800mに条件変更後過去7回】
人気…1人気は[4-1-1-1]勝率57.1%、連対率71.4%とかなり高く、馬券圏外に負けたのは2010年のアパパネ(4着)だけ。穴っぽいところでは9人気が[0-2-0-5]連対率28.6%、10人気が[0-1-2-4]複勝率42.9%と面白い。

脚質…4角先頭は[1-0-0-6]で勝ったのは2007年のダイワスカーレットだけ、とほとんどの年で馬券になっていない。2番手も[1-0-1-6]と振るわず先行馬には厳しいレース。中団でレースを進める6〜9番手が[3-1-4-15]複勝率34.8%と高く、馬券になった人気の内訳も10、3、10、4、5、5、7、1と穴馬もおり、このあたりの馬は押さえておきたい。

前走…前走オークス組が[6-4-1-23]連対率29.4%、複勝率32.4%と高く、単勝、複勝回収率はどちらも100%を超えており無視できない。また勝ち馬の残り1頭も桜花賞以来の出走だったダイワスカーレットと勝ち馬の前走はすべてGIレース。春先からOPで走っている既成勢力が勝ち、ここにきての新興勢力は2着まで、という図式が多い。

◆ヌーヴォレコルト
・一週前調教診断/井内利彰
 オークス馬。ハープスターが不在の秋華賞は主役を務めることは間違いなく、それだけに、休み明けはゆっくりした始動だろうと、勝手にイメージしていたが、それを覆したのが、1週前追い切り。

 わざわざ岩田康誠騎手が栗東から駆け付け

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