◆芝1600mで馬券的にブレイク中のサクラバクシンオー産駒
先週土曜は、グリーンチャンネル「競馬場の達人・千鳥編」の助っ人で新潟に。
達人の助っ人は3回目。1回目は勝負レースの予想を教えただけ。2回目は、同行したものの、ボクが100万円以上勝ってしまったのが演出上マズいらしく、カット(いなかったこと)に。
そして今回。事前にプロデューサに確認したところ「今回はいくら勝っても映します」と言われたのですが、そういう時に限って負けてしまうもの。はたして結果は? 映っていれば(笑)10月12日か19日のようです。
さて、先週の土曜新潟メインレースは、千鳥が(馬主席に入れない格好で)プレゼンテーターを務めた長岡S。今週の京成杯AHと同じ新潟芝1600mで行われました。
このレースでボクが千鳥のお二人に本命で推奨したのはダンスアミーガ。理由は非常に単純で今年に入ってからの当コースのバクシンオー産駒は、長岡Sまでにのべ6頭出走して3頭が馬券になっていたように、もの凄く走るから。(カットされなければ詳しい解説も「競馬場の達人」で放映されるでしょう)
新潟芝1600mに限らず、今年は芝1600mでサクラバクシンオー産駒が馬券的にブレイク中。芝1600m全体でも複勝率37%。複勝回収率が264%と非常に優秀な成績。
バクシンオー産駒が芝1600mで急激に馬券成績を上げているのは、バクシンオーが突然マイラー種牡馬になったから? かもしれませんが。
それよりも日本の芝1600mがスピード寄りになったこと。繁殖牝馬にサンデーをはじめとするヘイローの血を持つ馬が増えたのが大きな原因ではないでしょうか。
サクラバクシンオー産駒は母父がヘイロー系(サンデーも含む)と配合された場合、21勝。単勝回収率が131%。複勝回収率が116%
一方、母父が非ヘイローの場合、15勝。単勝回収率73%。複勝回収率は76%。つまり、ヘイロー系の繁殖牝馬はサクラバクシンオー産駒にマイル適性を強化する特性があるのです。
もうひとつの理由は、芝の品種改良により、馬場がスピード化したことです。以前よりもマイル戦でもスプリント寄りのスピードが活きるようになり、バクシンオー産駒の成績が上昇しているのです。
京成杯AHは、サクラバクシンオーとヘイロー系の配合馬の出走馬はなし。ショウナンアチーヴはバクシンオー産駒のショウナンカンプにサンデーサイレンス。やはり、マイル重賞を勝利していますが、前走が同コースの関屋記念で6着。
先週の同コースは、上級条件が2鞍(長岡S、オフサイドトラップC)いずれの勝ち馬も父はマイル以下のGI勝ち馬を出したスピードタイプ(アグネスタキオン、サクラバクシンオー)で母系にニジンスキーの血を持つ馬。同コースの関屋記念勝ち馬もクラレントでした。
今年の出走予定馬で母系にニジンスキーの血を持ち、父がマイル以下GI勝利実績があるのはゴールデンナンバー。