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天皇賞・秋の三大ポイント

  • 2014年10月31日(金) 18時00分


◆天皇賞・秋に出走したサンデー系牝馬はすべてが一度は馬券に

 今年の天皇賞・秋は「母父の血統」「馬柱のパターン」「サンデー女子」この3つのポイントから3頭のディープインパクト産駒に注目しています。

 まずは母父から注目のディープ産駒は、天皇賞・秋の鬼血統トニービンが母父のサトノノブレス。

 亀谷ホームページで無料公開中の血統データによると、過去5年の天皇賞で3代内にトニービンの血を持つ馬は3勝(2009年カンパニー、2011年トーセンジョーダン、2013年ジャスタウェイ)しています。今書きながら気付きましたが、馬券になるのは1年おきなんですけど、そんな理由で消して走られたらショックな配当にはなりそうです。

 続いて馬柱のパターンで注目はスピルバーグ。天皇賞・秋は「毎日王冠で上がり3位以内」だった馬の期待値が高いレース。

 該当馬は過去5年で5頭が馬券に。複勝率は50%(2013年ジャスタウェイ1着。エイシンフラッシュ3着。2011年ダークシャドウ2着。2010年ペルーサ2着。2009年カンパニー1着)。

 今年の出走馬ではスピルバーグただ1頭が該当。毎日王冠の馬柱パターンに該当して馬券になった馬の血統を見ると、すべて「3代内に欧州の名血(凱旋門賞勝ち血統)を持ちマイルよりも2200m以上の方が向いている血統馬」。(ジャスタウェイ=トニービン。エイシンフラッシュ=キングズベスト。ダークシャドウ=ニジンスキー。ペルーサ=ブラッシンググルーム。カンパニー=トニービン)凱旋門血統はスタミナ血統ですから、距離が延びての上積みが大きいのでしょう。

 スピルバーグは母母父サドラーズウェルズ。さらに母母母父も凱旋門血統のヴェイグリーノーブル。重厚な母方で距離延長は血統的には明らかにプラス。

 これで外国人騎手が乗れば、重賞で期待値が高いディープ×外国人のコンボになりますが…この馬の場合はダブルヒロシの方がいい! と個人的には思い込れます。

 なお、今週の土曜日はサイト「競馬放送局」にて予想支援ツール「亀スパイス」がプレリリースされます…じゃなくて、マダム・マロリーと魔法のスパイスの公開日。製作はスピルバーグ。公開日は映画が見られないので、今週はディズニーシーのインディ・ジョーンズ(byスピルバーグ)に乗り気分を高めてまいりました。(あ、遊んでるわけじゃなく視察です(笑)ボクが日々ライバルとして意識しているのは、ディズニーランドやマリーナベイサンズ。それらに負けない娯楽が競馬だ。ということをより多くの人に証明するにはどうしたら良いかを考えてます)

 最後は女子力。天皇賞・秋は凄まじいほどに牝馬が有利なレース。過去10年で牝馬は9頭が馬券に。複勝率56%。複勝回収率281%。

 さらにサンデー系の牝馬はのべ10頭が出走して7頭が馬券に。複勝回収率は426%に上昇。馬券にならなかった3頭ブエナビスタ、ダンスインザムード、アドマイヤグルーヴも一度はこのレースで馬券になっているのですから、天皇賞・秋に出走したサンデー系牝馬は7頭すべてが、一度は馬券になっているのです。

 今、書いていて気付きましたが、天皇賞・秋で馬券になったサンデー系牝馬は、翌年は着順を下げているんですね。

 ジェンティルドンナは初のJC連覇をしているパターンクラッシャーですが、このデータからより買いのシグナルが出ているのはデニムアンドルビーの方にはなります。

 と日曜のG1のことを熱心に書き込んでも「スワンSはダイワメジャーとフジキセキ」の一言の方が当たったりするんですよねぇ。先週も、ボクの馬券は土曜重賞がハイライトでしたから。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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