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キャプテントゥーレの半妹コンテッサトゥーレがルメール騎手でデビュー!

  • 2014年11月17日(月) 18時00分
【栗東】
◆コンテッサトゥーレ(牝、父ディープインパクト、母エアトゥーレ、栗東・安田隆行厩舎)

 半姉にスプリント重賞2勝のアルティマトゥーレ(父フジキセキ)、半兄に皐月賞馬キャプテントゥーレ(父アグネスタキオン)がいるという良血馬。
 6月に栗東へ入厩し、ゲート試験に合格した後、一旦放牧に出されて、10月に再入厩。デビューまでじっくりと時間をかけてきたが「追うごとに動きが良くなってきました」と安田隆行調教師。11月12日の坂路では、4F54.1秒と時計は目立っていないが、動きはしっかりとしている。追い切り本数も非常に多く、中身もきっちり出来ていると思われるため、デビュー予定の11月24日(月)京都芝1400m(牝)での走りが楽しみ。なお、鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。

 なお、ロードカナロア(父キングカメハメハ)の半妹、ヴィーヴル(父ディープインパクト)は11月22日(土)京都芝1600mを岩田康誠騎手でデビューする予定になっている。

◆ウソハッピャク(牡、父ローエングリン、母ウソツキ、栗東・音無秀孝厩舎)

 半兄フクラムサイフ(父ジャングルポケット)は、芝2000mで2勝を挙げている。ローエングリン産駒には、2012年朝日杯FS、2013年皐月賞を制したロゴタイプがいる。
 本馬は5月に栗東へ入厩し、ゲート試験に合格して、ゲートに向けた追い切りも開始されていたが、軽度(3ヶ月)の骨折で夏場は休養を余儀なくされた。しかし「これがいい休養期間になった」と音無秀孝調教師。10月下旬に栗東へ再入厩すると、追い切りの動きが目立つようになり、11月13日の坂路では、4F52.6秒をマークした。時計は出たが、兄の活躍からも、適性距離は長めということになりそう。よって、デビュー戦は11月23日(日)京都芝2000mをC.ルメール騎手で予定している。

◆スペリオルラスター(牡、父ハーツクライ、母スペリオルパール、栗東・須貝尚介厩舎)

 半兄に今年の小倉大賞典、京都大賞典を勝ったラストインパクト(父ディープインパクト)がいる血統。父がハーツクライの本馬だが「ハーツクライっぽくなくて、歩きがしっかりしていますね。心肺機能も高いので、初戦からしっかり結果を出してくれそう」と須貝尚介調教師。
 11/12はCWで新馬ショウナンラージャと併せ馬を行って、2馬身先着。6F83.5秒の時計をマークしており、追われるごとに動きもしっかりとしてきた。11月23日(日)京都芝2000mをW.ビュイック騎手でデビューする予定となっている。

◆エイシンアルファー(牝、父マンハッタンカフェ、母エーシンコンファー、栗東・野中賢二厩舎)

 母は現役時代に芝で4勝を挙げており、本馬はその初仔になる。また近親に米子Sなど、芝で6勝を挙げているエーシンミズーリがいる血統。
 11月6日の坂路では、4F52.4秒と好時計を出しており、11月13日のCWでは、古馬500万下を追走して楽に追いついた。この追い切りについて「やるつもりはなくても、時計が出るタイプ。芝の実戦ならもっと良さそうですし、新馬向きの印象がありますね」と野中賢二調教師。デビュー戦は、11月24日(月)京都芝1400m(牝)を北村友一騎手で予定している。

【美浦】
◆ヴェールデローザ(牝、父ネオユニヴァース、母オメガスピリット、美浦・斎藤誠厩舎)
 1歳上の異父姉がオークス馬のヌーヴォレコルト。当初は4回京都開催でデビューするプランを立てていたが、まだ体力不足で弱さもあったことから無理せずに乗り込まれてきた。十分に調教量をこなしており、ひと追い毎に良化している。「ヌーヴォレコルトと一緒に栗東トレセンに滞在させた効果で心身ともに馬がしっかりとしてきました。姉とはタイプが違うけど、まだまだ成長してくるでしょうし、いいモノを持っていると思います」と斎藤誠調教師。11月24日、東京の芝1600m(牝馬)を岩田康誠騎手で予定している。

 斎藤誠厩舎にはトラキアンコード(牡、父マンハッタンカフェ、母レッドルンバ、母の父レッドランサム)もスタンバイ。こちらは同じく11月24日、東京の芝1800mを岩田康誠騎手で予定している。

◆グランシルク(牡、父ステイゴールド、母ルシルク、美浦・戸田博文厩舎)
 戸田博文厩舎にゆかりの血統。2歳上の異父兄に現2勝のクロムレック、叔父に2009年の共同通信杯を制したブレイクランアウトがいる。ウッドチップとポリトラックで追い切りの本数を重ね、先々週の11月6日には現1勝馬のソールインパクト(東スポ杯2歳Sに出走予定)と互角の動きを見せていた。「ひと追い毎に良くなっているし、いいスピードがありそう。調教の感じからも距離には融通性があると思います」とのこと。11月24日、東京の芝1800mを福永祐一騎手で予定している。

◆マーセラス(牡、父キンシャサノキセキ、母カーリーパッション、美浦・久保田貴士厩舎)
 ダート路線で活躍したフラムドパシオン、ダートムーアの異父弟。トニービン産駒の母は1勝止まりだが、祖母がダイナカール、伯母にエアグルーヴ、いとこにアドマイヤグルーヴやルーラーシップやオレハマッテルゼなど一族には数々のGI馬が並ぶ。先週の11月12日には坂路で4F54秒6の好タイムを出しており、血統馬らしい素質を秘めていそうだ。「まだ追い切りの本数は少ないけど、気が勝っているタイプ。仕上がり自体は早そうだし、血統面からも楽しみ」と久保田貴士調教師。11月23日、東京の芝1400mを柴山雄一騎手で予定している。

◆レッドマジュール(牝、父ディープインパクト、母マンダララ、美浦・手塚貴久厩舎)
 1歳上の異父姉に現2勝のレッドシェリール、ヴェルメイユ賞などフランスのG1を3勝したMandeshaがいる。「線の細い牝馬で追い切ると疲れが出やすく、まだ少し弱いところを抱えている感じ。正直、思っていたよりも動き切れていないけど、走るフォーム自体は悪くない。水準級の時計も出ているし、軽い芝で良さを見せてくれれば…。今週の追い切りは戸崎圭太騎手に乗ってもらい、本馬場(芝)での動きを確認するつもりです」と手塚貴久調教師。11月24日、東京の芝1600m(牝馬)を戸崎圭太騎手で予定している。

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栗東担当:井内利彰 「競馬予想TV!」に出演中の調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」など。

美浦担当:竹之内元 大学に通うため、東京競馬場から徒歩3分のアパートに住んだことで転落人生を歩み出した38歳ライター。POGでは中山大障害勝ちのメルシータカオー指名が自慢。

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