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米国馬で期待値が高いパターン

  • 2014年12月05日(金) 18時00分


◆エーピーインディ系を狙うならどの馬?

 ジャパンカップは、散々斤量の話をしていたのに、斤量オーバー(になりかけた)の騎手に4馬身も突き放される皮肉な結果に。

 前走でゲートを出して行って能力を出せなかった馬。逆に出して行けば能力を全開出来そうな馬を馬券的に狙う手法は、平場のレースではよく使うので「ジャパン特別なら買いたい」と評したのですが、それにしても…。

 また、53キロはほとんどの外国人騎手が乗れない。そんな重大かつ単純なポイントを見落としていたことも大きなミスでした。もっとも、予想をハズした人の結果論を長々と書いても今は説得力がないでしょう。とりえずJCの結果論を有馬の頃には10倍返しにはしたいものです。

 さて、今週は中京ダート1800mで行われるチャンピオンズC。
 当コースでの2012年以降の勝ち星トップ種牡馬は、JC勝ち馬も出したシンボリクリスエス。ただし、特別戦の勝ち星はゼロ。
 特別戦の勝ち星トップは、スペシャルウィークの3勝。いずれも母父はバリバリ米国種牡馬。
 系統別で最も優秀なのは、エーピーインディ系。のべ4勝で勝率29%(勝ち馬はインカンテーションとサトノプリンシパルが2勝ずつ)。

 JCの勝ち馬の母父スペシャルウィークで母父が米国の名血を持つのは、ローマンレジェンド。というよりこの馬が当コースをレコードですでに圧勝しているんですが。

 エーピーインディ系の当コース成績を押し上げている功労馬インカンテーションも当レースに出走。

 馬券的には、エーピーインディ系を狙うなら、ベストウォーリアとインペラティヴでしょう。

 国際レースでは「開催国ではまだ根付いていないけれどもリーディングになりえる系統」の産駒で「なおかつ自国でのG1は未勝利」というパターンの馬が大昔から期待値の高いパターン(コーフィールドCを勝ったアドマイヤラクティもそうでした)。

 インペラティヴは、日本のダートでもサンデー系ぐらいの数が揃えば、リーディングの系統になれる可能性が高いエーピーインディ系。出身国の米国ではG1勝利はありませんが、過去にJCダートで馬券になった米国馬はすべてG1未勝利馬だったことも付け加えておきましょう。

 2週前は外国人騎手本命でハズレ、先週は、外国人騎手の騎乗馬を本命にせず、さらに外国人馬に強烈な不利を食らってハズレ。今週は再び外国人騎手本命にしてハズす。なんてパターンは嫌なので本命にはしないと思いますが…というのは冗談ですけれども、いろいろな意味で参考になる最終的な予想は亀谷敬正ホームページで。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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