もっと強烈な「ベタ」
今週は2007年紅白歌合戦にも出場したムーディー勝山さんと雑誌「サラブレ」の企画で対談。「一発芸の大事さ」を教わりました(亀谷敬正ホームページではムーディさんのスペシャル動画を無料公開中)。
ボクの一発芸は、やはり「ディープインパクト狙い」ですかね。先週の阪神JFはショウナンアデラを本命に。見事すぎるほどにハマリました。
そして、今週は朝日杯FS。やはりディープインパクト産駒で行くのか? それともディープインパクト産駒は受け流すべきか(軸にしないか)? 重要なポイントではないでしょうか。
ベタに行けば、先週もディープ産駒が勝っていたのですから、ここもダノンプラチナから行くべきかもしれません。
しかし、当レースにはディープインパクトよりも強烈なベタがあります。
2009年の勝ち馬ローズキングダムはノーザンファーム育成馬。10年のグランプリボスも生産は違いますが、育成はノーザン。2着のリアルインパクトは生産もノーザン。
2011年の勝ち馬アルフレード、2012年の2着コディーノも生産はノーザンファーム。そして、昨年の勝ち馬アジアエクスプレスもアメリカから買ってきて、日本でノーザンファームが育成した馬。朝日杯FSに限れば「ディープインパクトの子」よりも「ノーザンファームが育てた子」の方が大事なベタともいえます。
いうまでもないことですが、ノーザンファーム生産のディープ産駒が出ていれば、ベタ、ベタにその馬でいいでしょう(実際、2010年のリアルインパクトは本命でした)。
が、ノーザン育成馬にディープ産駒はいません。今年の当レースにエントリーしたノーザンファーム育成馬はケツァルテナンゴ、ネオルミエール、ブライトエンブレムの3頭。
先週ノーザン育成馬で1人気を裏切ったロカの父はハービンジャー。2-3歳G1では実績を出していない種牡馬の産駒でしたが、ネオルミエール、ブライトエンブレムはネオユニヴァース産駒。
ノーザンファームでネオユニヴァース産駒といえば、ロジユニヴァース、アンライバルド。いずれも3歳G1を取っているように、早い時期のG1の勝ち方を知っているのです。今週は、先週のロカよりは買い材料が揃っています。
と、ここまで書いたのが木曜の段階。入稿直前に枠順を見ると、ノーザンとディープで大丈夫かな? と不安も出てきました。
「前哨戦はアルテミスSのレベルが断然。それを覆すのはディープ」
先週のホームページで公開した阪神JFの推奨文は、この一行だけでした。
最終予想は四の五の言わず一発芸でまとめた方が(当たりさえすれば)拍手喝采を受けます。今週末は、一発フレーズでまとめるのは難しそうですが、なるべくシンプルにまとめたいものです。
そして、来週の有馬記念は紅白歌合戦レベルの「一発ベタ芸」が決まることを期待してます!
*
お知らせ
12月13日に「重賞ビーム2015」が発売されました
■内容紹介
独特のアプローチで人気予想家の地位を築いている亀谷敬正氏による重賞年鑑。
2015年の平地重賞の予想のポイントをわかりやすく解説。
亀谷氏ならではの着眼点で、思わぬ高配当ゲットに導きます!
■ご購入は
AMAZON(別サイトへ移動します)へ。
■単行本:288ページ
■出版社:KADOKAWA/エンターブレイン
■発売日:2014/12/13