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今週のディープは受け流すか?

  • 2014年12月19日(金) 18時00分


もっと強烈な「ベタ」

 今週は2007年紅白歌合戦にも出場したムーディー勝山さんと雑誌「サラブレ」の企画で対談。「一発芸の大事さ」を教わりました(亀谷敬正ホームページではムーディさんのスペシャル動画を無料公開中)。

 ボクの一発芸は、やはり「ディープインパクト狙い」ですかね。先週の阪神JFはショウナンアデラを本命に。見事すぎるほどにハマリました。

 そして、今週は朝日杯FS。やはりディープインパクト産駒で行くのか? それともディープインパクト産駒は受け流すべきか(軸にしないか)? 重要なポイントではないでしょうか。

 ベタに行けば、先週もディープ産駒が勝っていたのですから、ここもダノンプラチナから行くべきかもしれません。

 しかし、当レースにはディープインパクトよりも強烈なベタがあります。

 2009年の勝ち馬ローズキングダムはノーザンファーム育成馬。10年のグランプリボスも生産は違いますが、育成はノーザン。2着のリアルインパクトは生産もノーザン。

 2011年の勝ち馬アルフレード、2012年の2着コディーノも生産はノーザンファーム。そして、昨年の勝ち馬アジアエクスプレスもアメリカから買ってきて、日本でノーザンファームが育成した馬。朝日杯FSに限れば「ディープインパクトの子」よりも「ノーザンファームが育てた子」の方が大事なベタともいえます。

 いうまでもないことですが、ノーザンファーム生産のディープ産駒が出ていれば、ベタ、ベタにその馬でいいでしょう(実際、2010年のリアルインパクトは本命でした)。

 が、ノーザン育成馬にディープ産駒はいません。今年の当レースにエントリーしたノーザンファーム育成馬はケツァルテナンゴ、ネオルミエール、ブライトエンブレムの3頭。

 先週ノーザン育成馬で1人気を裏切ったロカの父はハービンジャー。2-3歳G1では実績を出していない種牡馬の産駒でしたが、ネオルミエール、ブライトエンブレムはネオユニヴァース産駒。

 ノーザンファームでネオユニヴァース産駒といえば、ロジユニヴァース、アンライバルド。いずれも3歳G1を取っているように、早い時期のG1の勝ち方を知っているのです。今週は、先週のロカよりは買い材料が揃っています。

 と、ここまで書いたのが木曜の段階。入稿直前に枠順を見ると、ノーザンとディープで大丈夫かな? と不安も出てきました。

「前哨戦はアルテミスSのレベルが断然。それを覆すのはディープ」

 先週のホームページで公開した阪神JFの推奨文は、この一行だけでした。

 最終予想は四の五の言わず一発芸でまとめた方が(当たりさえすれば)拍手喝采を受けます。今週末は、一発フレーズでまとめるのは難しそうですが、なるべくシンプルにまとめたいものです。

 そして、来週の有馬記念は紅白歌合戦レベルの「一発ベタ芸」が決まることを期待してます!

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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