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快足自慢の対決を制するのは/阪神C

  • 2014年12月22日(月) 18時00分


 ミッキーアイル、コパノリチャード、ハクサンムーンとスピード自慢が暮れの阪神に集結。果たしてどの馬が最も速いのか、それともこれらの共倒れを狙うクラレント、サンカルロ、ホエールキャプチャといった馬の末脚が炸裂するのか。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■12/27(土) 阪神C(3歳上・GII・阪神芝1400m)

 ミッキーアイル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)はマイルCSで惨敗を喫したが、1400mならフルにスピードを生かせるだろう。スワンSで既に古馬を破っており、ここは巻き返しの期待が掛かる。

 コパノリチャード(牡4、栗東・宮徹厩舎)は昨年のこのレースで控える競馬をして惨敗したが、続く同じ条件の阪急杯では小細工なしの逃げで後続を完封し、そのスピードを見せ付けた。今春の高松宮記念を勝っているが、決してスプリンターというタイプではなく、むしろ今回の1400mがベストと言えそう。同型は揃ったが、芝に戻っての巻き返しが期待される。

 クラレント(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)はGI勝ちこそないが実績上位。ここは抑えるのが難しい快足馬が揃って流れが速くなりそうで、同馬にとっては絶好の展開となりそう。右回りが不安視されがちだが、新馬、デイリー杯2歳Sと連勝していて、昨年もこのレースで3着。問題はなさそうで、重賞6勝の末脚が炸裂するか。

 その他、11・12年の覇者サンカルロ(牡8、美浦・大久保洋吉厩舎)、地力高いホエールキャプチャ(牝6、美浦・田中清隆厩舎)の末脚や、3歳時以来の1400m戦となるハクサンムーン(牡5、栗東・西園正都厩舎)にも注目したい。発走は15時45分。

【データ分析/2008年以降過去8年】
人気…1人気は[2-1-0-5]連対率37.5%とまずまずも5人気[0-2-1-5]、7人気[0-1-2-5]、8人気[3-0-0-7]も複勝率37.5%で並んでおり、波乱になることが多いレース。

前走レース…路線的に前走マイルCS組が[4-6-4-32]連対率21.7%、複勝率30.4%と最も多い。マイルCSで掲示板に乗った1〜5着の馬が出走した場合(1着馬は出走履歴なし)、[1-0-1-6]複勝率25.0%、6〜9着馬は[1-1-0-6]複勝率25.0%、10着以下は[2-5-3-20]複勝率33.3%と複勝率は10着以下が高く、マイルCSでの着順はあまり気にしない方が良い。

脚質…中団で脚を溜め5〜9番手に付けていた馬は[4-4-3-28]連対率20.0%、複勝率28.2%と高い。4角先頭は[1-1-0-6]複勝率25.0%、2番手は[0-2-1-8]複勝率27.3%、3番手は[0-0-0-10]と内回りながら先行勢はイメージほど馬券になっていないが近5年では4頭馬券になっていることには注目。

◆ウリウリ
・陣営コメント/田代調教助手
「前走(府中牝馬S8着)は内から一瞬は伸びかけていたけれど、最後に甘くなってしまいました。うまく流れに乗りすぎたのが却ってよくなかったのかもしれませんし、もっとメリハリのある競馬の方がいいかもしれません。レース後は

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