順当などという結果はない
今年がまだ9回目。良馬場だとだいたい「1分20秒5-1分21秒0」の決着になりそうなこと。なぜか関東馬の成績が目立ってよく、目下「5連勝中」であること。
年齢別の有利不利はまったく認められず、毎回フルゲートの18頭立てになる大接戦だから、ごく順当などという結果はなく、最近5年は決まって10番人気以下の伏兵が馬券に関係していること。3連単は20万円-40万円台の配当が連続している。参加しない手はありえないレースである。
まだまだパワーアップの望める
コパノリチャード(父ダイワメジャー)から入りたい。
この秋2戦の凡走で人気は下がったが、前回の初ダート戦は、不良馬場の高松宮記念を圧勝したくらいだからダート戦も大丈夫かと思えたが、まったく不得手だったから基準外。
2走前のスプリンターズSは、出遅れではなくスタートでつまずいてしまった。先行タイプに1200mでの出負けは論外の不利だったが、典型的なスプリンター資質を証明するように後方から追い込む形で、勝ったスノードラゴンから0秒4差。着順は12着でも改めて豊かなスプリント能力を示す中身のある敗戦だった。
高松宮記念の直後の京王杯SCは、素晴らしい体になっていたが、58キロで気合が乗りすぎていたため、ちょっとムキになりすぎた。東京1400mの前半に「ハロン10秒台」を2回も連続させて、「33秒7-44秒7-56秒0→」で行っては止まる。最初の200mは折り合っていたが、2ハロン目から中間5ハロンの数字は、なんと「32秒1-43秒4-54秒8→」である。東京1400mでアイビスサマーダッシュのラップを踏んでしまった。これではどんな馬だって失速する。
今回は、ほぼその当時の状態に戻っている。大外の18番を引いたのも、
ミッキーアイルや、
ハクサンムーンなどの快速先行タイプがいる展開を考えるなら、武豊騎手なら途中までは行きたい馬を行かせる策に出ること必至、むしろ好枠だろう。スプリンターズSの内容から、前半はなだめて進めると思える。後半スパートの形で抜け出してくるはずの4歳コパノリチャードに期待する。
1400mの方が切れる同じダイワメジャー産駒の
ダイワマッジョーレ、1600mより1ハロンの短縮が吉と出そうな
ロサギガンティアが相手本線。以下、橋口勢の
クラレント、
オリービンなど、伏兵が関係してくるのがレースパターンなので、単・複中心に、3連単を買いたい。