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◆様々な要因で体力勝負になる

福祉関係の原稿依頼を数本いただき、締め切り日に取材と原稿を終えるという荒業で乗り切りました。
お陰様で編集者さんには大変好評でほっとしています。畑違いのお仕事ですが役立ったのは生業で得た知識。
ホースセラピーを少し勉強していたことで原稿を彩ることができました。来年はさらにいろいろなことに挑戦したいな。
有馬記念でご期待に添えるような答えを出して今年を締めくくりたいと思います!

暮れのグランプリの特色として個人的に最も意識していることがある。牝馬が勝つのは非常に困難、という事実だ。
過去の勝ち馬は3頭のみ。連戦の最後。タフな中山の芝。トリッキーなコース形態。様々なことが重なり合い、体力勝負になるのではないだろうか。
牡馬を中心に組み立て、古馬の王道とは外れた馬にも目を向ける必要があるように思う。

核として推すのはゴールドシップ。
奔放で気性の難しさが年々強まっているが成績はわかりやすい。
高速馬場が苦手で力を要する舞台に滅法強い。
中山競馬場と阪神競馬場のレースではこの馬が抜けた存在だと捉えている。
身体のラインが流れるように綺麗で眼も涼しげ。心身ともに態勢は万全に映る。

フェノーメノはここ2戦で力を出し切っていない。体力はたっぷりと残っているだろう。前々の競馬で持ちまえのロングスパートが生きるのではないか。

ジャスタウェイは条件に左右されない本物の強さを持つが、距離が若干、長い。
内回りコースでうまく息を入れられるようなら怖い存在だ。

エピファネイアは世界レベルのパワーを保持する。回るコーナーは6つ。鞍上と呼吸を合わせながら積極的な競馬で流れに乗ったときに、前走に続く大仕事が見えてくる。

ラストインパクトは器用さに加えて力強さが身についてきた。金鯱賞からのステップ。過去2年の2着馬同様に見逃せない存在だ。

ワンアンドオンリーは前走でも前向きな面を見せていた。当コースでもリズムよく走れるはず。内枠を引き当てたことで好位からの競馬も考えられる。

トゥザワールドは菊花賞からの臨戦で消耗が少ない。血統的にもこの時節は合う。3着候補として着目しておきたい。

【更新スケジュールのお知らせ】
いつも当コラムをご愛読いただきありがとうございます。年内の更新は今回が最後となり、年明けの初回は1/3(土)になります。