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2頭出しのハービンジャーはどういう種牡馬?〜丹下日出夫/京成杯

  • 2015年01月13日(火) 18時00分



予測を裏切ろうとしているハービンジャー

 先週のことになるけれど、2014年度の年度代表馬はジェンティルドンナというアナウンスが届いたが、有馬記念でジェンティルドンナに大きな印を打ちきれなかった予想家は、何人もいる。

 実際ワタクシも、その一人だったりするが、ジェンティル無印の人の根拠に、中山の芝とディープインパクト産駒の不適合――そう、4回中山は、有馬記念当時まで一頭もディープインパクト産駒が勝っていないからというデータを理由に挙げる人もいた。

 ワタクシのジェンティル無印の理由は、中山の馬場ももちろん理由の一つではあるが、単純にJC1〜2着のエピファネイアとジャスタウェイの力量評価が、まずは第一。

 ジェンティルは、その次位。JCの二頭とジェンティルとの着差に割って入る余地が大きいと考えるならば、別路線組にもチャンス。間に3頭を組み入れ順位付すると、自然とジェンティルの印は薄くなっただけの話だが、まあ、それはそれで下手な予想ということには変わりはないのだけれど(笑)。

 しかし、有馬記念の前のホープフルSの予想は、本命がティルナノーグ、対抗はシャイニンググレイ。そして惑星の☆がソールインパクト。予想原稿では、「暮れの有馬はディープが来ない云々を言われているが、そういうデータは人々の口にのぼった先から、反例が飛び出すのが勝負事。ホープフルSは、ディープ産駒がワラワラ上位に躍り出る」と記したが、ティルナノーグはともかく、シャイニングレイは中山の芝も軽々だった。

「中山はディープが苦手」というデータは本当だが、しかし

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No.1予想家(丹下日出夫、井内利彰、山崎エリカ、大石川大二郎、古澤秀和)が週替わりで重賞レースの展望を披露。思わぬ激走馬や消し馬など、馬券のヒントが盛りだくさん!

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