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今週も小倉芝に注目

  • 2015年02月25日(水) 18時00分


◆呼子特別と皿倉山特別もロベルト系とサドラーズウェルズ系を買うだけでも…

 今週末の小倉は例年通り、呼子特別と皿倉山特別の2レースが小倉芝2600mで行われます。ローカルの芝2600mは特殊条件だから傾向が明確に出るのも面白いところ。

 実際、呼子特別と皿倉山特別も、ロベルト系とサドラーズウェルズ系を買うだけでも、結果的には当たってしまいます。

 過去2年の呼子特別と皿倉山特別は、父ロベルト系の複勝的中率33%。回収率155%。父サドラーズウェルズ系は出走した2頭がいずれも馬券に。母父ロベルト系は4頭出走して複勝率50%。回収率167%。母父サドラーズウェルズ系は6頭出走して2頭が馬券になり複勝回収率が167%

 昨年の呼子特別は、父か母父がロベルト系かサドラーズウェルズ系の馬は6頭出走して1、2、3、5着を独占。3連単は816倍

 皿倉山特別は、父か母父がロベルト系かサドラーズウェルズ系の馬は該当馬が5頭出走で1、2、3、4着を独占。3連単は27万馬券

 こんな超大雑把な分類であっても明確な偏りが出るのは、小倉芝2600mが馬力とスタミナに超偏っているから。だと思ってるんですが…少ないサンプルと大雑把な血統分類で馬券が当たると強く信じている方だけ参考にしてください。なお、亀谷ホームページでは週末の全出走馬の父系、母父系が無料で掲載されています。

 そして、日曜の小倉芝メインは先週の小倉大賞典と同じ芝1800m戦。ただ、小倉大賞典よりも参考になるのは、先週の小倉芝1800mはコマンズとサクラバクシンオーの産駒が大穴を出したことではないでしょうか?

 この2頭は、血統に詳しくない人でもわかるスプリンター種牡馬。「だから血統なんてアテにならない」…と見るのではなく、「ちょっとイビツな傾向が出ているな」と血統派は大注目すべきです。小倉芝1800mでスプリンター種牡馬が大穴を出すのは、それだけ今の当コースがスプリント適性に偏っているのですから。

 関門橋Sも父が芝1200mのG1で連対、もしくは産駒がスプリントG1を勝利している種牡馬の産駒を狙うつもりです。多分、そんなに該当馬はいないはずです。芝1800mで行われる以上、中距離血統馬のほうが多いはずなので。2週連続、日曜メインの小倉芝1800m的中となりますでしょうか。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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