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取らぬ馬券の皮算用

  • 2015年03月04日(水) 18時00分


◆ブチコが桜花賞の出走権を得るためには…

 今週末のトライアルレースも馬券的には微妙になるのかもしれませんが、本番へ向けては重要なキーレースになりそうです。

 まずはチューリップ賞。ここはブチコに出走権を取ってもらいたいもの。出走権を取れば、桜花賞が一般メディアでも多く取り上げられるでしょうから。そのためには、週末に雨が降り、なるべく水分が含まれた重い馬場になってほしいもの。ブチコファンの皆さん。両手にバケツを抱えて阪神へ向かってください。

 水分を含んで重い馬場になった2010年のチューリップ賞はブチコと同じキングカメハメハ産駒のショウリュウムーンが優勝。2着アパパネ、3着のエーシンリターンズもキングカメハメハ産駒。このレースに出ていたキンカメ産駒は4頭ですから、結果論ではキンカメの4頭ボックスで18万馬券(3連単)が当たったことになります。

 今年の当レースに特別登録しているキンカメ産駒はブチコの他にはレッツゴードンキ、オデッタ、オリエンタルダンス。

 ただし、2010年当時には産駒がいなかったディープインパクトが今はいますからね。重い芝になればキンカメ産駒の方が有利でしょうが、ディープ産駒もどれかは馬券になりそうです。

 チューリップ賞が重い芝になってほしいもうひとつの理由は、ディープ産駒のパフォーマンスが多少なりとも落ちそうだから。重い芝になって2、3着で権利を取ったディープ産駒は本番でも狙いたいです。その前に週末雨降るんでしょうか? たまにJRAは馬場を操作できるみたいな都市伝説を聞きますが、それが本当なら(笑)徹底的に水を撒いてもらいたいです。



◆弥生賞はネオユニヴァース産駒の期待値が高いレース

 弥生賞は少頭数のレース。ここは長距離寄りの緩い流れになって順当にシャイニングレイに勝ってもらって全然OKです。そうなれば、本番で狙う予定のアノ馬の妙味がより一層増すでしょう。本番の皐月賞は、普通の馬場で行われれば、弥生賞で瞬発力負けしたマイル的なスピードの持続力を持った馬が巻き返すはずです。

 なお、弥生賞はネオユニヴァース産駒の期待値が高いレース。同産駒は過去に7頭が出走して3頭が連対。2013年はミヤジタイガが10人気で2着。

 と、昨年も書いて、イタリアンネオを本命にしてハズしたわけですが、今年も性懲りもなく同じコラムを書いてブライトエンブレムを本命にするかもしれません。どこかで貫く姿勢がないと競馬で大勝ちはできませんからね。

 以上、目の前のレースも取れない人間による、次走以降の皮算用でした。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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