オークスも視野に入れて
「桜花賞」は3週後の4月12日。中2週だから、まだ間に合う。最近20年間では、
1995年ホーネットピアス(F5着→桜3着)、2004年ダンスインザムード(F1着→桜1着)、2005年シーザリオ(F1着→桜2着)、2006年キストゥヘヴン(F1着→桜1着)、2010年オウケンサクラ(F1着→桜2着)、2011年トレンドハンター(F1着→桜3着)。
計6頭がここをステップに桜花賞で3着以内に好走している。
一方、フラワーCは1800mなので、当然、オークスと結びつく。20年間に、
1997年ナナヨーウイング(F9着→オ2着)、2000年オリーブクラウン(F2着→オ3着)、2002年スマイルトゥモロー(F1着→オ1着)、2004年ヤマニンアラバスタ(F2着→オ3着)、2005年シーザリオ(F1着→オ1着)、2006年フサイチパンドラ(F2着→オ2着)、2010年サンテミリオン(F3着→オ同着1着)、2013年エバーブロッサム(F2着→オ2着)、2014年バウンスシャッセ(F1着→オ3着)。
こちらはフラワーCの成績は問わず、次走に桜花賞などをはさんだあと、計9頭がオークスで3着以内に好走している。
まだ間に合う桜花賞を念頭に置きつつ、ちょうど2ヵ月後になる「オークス」の伏兵も長期展望に入れたい。
このあとうまく成長カーブに乗るなら、オークスでも侮れない存在になっても不思議はないという視点で、
ディアマイダーリン(父ハーツクライ)に期待したい。東京1800mを牡馬相手に非常にしぶとい末脚(上がり34秒0)を発揮して勝ったあと、出世レースの1つ「赤松賞1600m」を中位から鋭くインを衝いて上がり33秒6。先週の「アネモネS」を鮮やかに差し切ったテンダリーヴォイス(父ディープインパクト)を鋭く差し切っている。
今回も対戦するフェアリーSの勝ち馬
ノットフォーマル(父ヴァーミリアン)と、前走の中山1800mを好内容で2着しているホワイトエレガンスには差をつけ、人気のカービングパス(コディーノの下)にも差し勝った。
母オネストリーダーリング(父キングマンボ)は、ゴールドアリュール、ゴールスキーなどの母として知られるニキーヤの半妹。ここまでの産駒はマイラー型が多かったが、ハーツクライとの組み合わせのこの牝馬は、おそらく距離は2400m級まで不安なしだろう。2連勝した東京向きは明らかだが、札幌でも好走しているから回りそのものには不安はない。パンチある中距離タイプは間違いない。オークスを展望する上では、クイーンCを回避して3ヶ月の休養期間がとれ、体が成長したのもプラスになると思える。
桜花賞向きと思える外国産馬
アルビアーノ(父ハーランズホリディは、ストームキャットの孫世代)と、内田博幸騎手向きの気がするハービンジャー産駒の
カゼルタ(母方も距離の幅は広そうな欧州系)が本線。以下、
ロッカフラベイビー、
ローデッド、ノットフォーマル、デキのいい
ホワイトフーガに流す。