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ポルトドートウィユ全弟ポルトフォイユが武豊騎手でデビュー!

  • 2015年06月22日(月) 18時00分


【栗東】
◆ポルトフォイユ(牡、父ディープインパクト、母ポルトフィーノ、栗東・高野友和厩舎)
 デビュー戦は6月28日(日)阪神芝1800mが予定されているが、ここには良血や追い切りで好時計をマークしている馬が集結。全兄にヒットザターゲットがいるゴールドラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎)の回避は残念だが、それでも3回阪神開催で最もメンバーが揃った新馬戦といってもよいだろう。
 そこで主役を務めるのがこの馬。POGでも上位指名されているであろう、全兄にポルトドートウィユがいる良血。レースでも手綱を握る武豊騎手が跨った、6月17日の追い切りでは古馬ラディウスを追走して、きっちりと先着。4F54.6秒は平凡な数字でも、ラスト1F12.2秒は優秀な数字。中間の追い切り本数も入念なので、初戦からきっちり能力を出してくれるだろう。

◆ウインクレド(牡、父バトルプラン、母キリエ、栗東・西園正都厩舎)
デビュー馬

 昨年の北海道オータムセール1歳にて、520万円という比較的安価な値段で落札されている馬。ただ、母系には2002年オークス2着のチャペルコンサートや2009年府中牝馬Sを勝ったムードインディゴなどがいる血統。
 入厩してすぐにゲート試験に合格すると、翌週からCWで追い切り。6月10日は6F時計が速かった分、ラスト1Fが止まるような時計だったが、6月17日はその逆。前半をゆったり進めた分、ラストがしっかり伸びて、6F85.6秒の1F11.9秒。デビュー予定の6月28日(日)阪神芝1800mという距離を距離を考えると、トラック馬場でバリエーションのある時計をマークしている点は強みだろう。なお、鞍上はゲート試験や追い切りにも騎乗している和田竜二騎手。

◆ブランボヌール(牝、父ディープインパクト、母ルシュクル、栗東・中竹和也厩舎)
 母は同厩舎で管理されて、函館芝1200mで新馬勝ち。その後、札幌芝1200mのすずらん賞も勝っている北海道巧者。おじには今年の新潟大賞典で悲願の重賞制覇を達成したダコール(父ディープインパクト、母アジアンミーティア)がおり、中竹和也厩舎ゆかりの血統といってよいだろう。
 5月にゲート試験に合格し、6月4日に坂路で時計を出した後、函館競馬場へ移動。6月17日の函館Wでの追い切りは時計は地味でも、古馬チェイスザゴールドを追走して先着する動きを見せている。ここまで順調に来れば、デビュー予定の6月27日(土)函館芝1200m(牝)でもきっちり結果を出してくれそう。なお、鞍上は岩田康誠騎手を予定している。

◆レッドヴェルサス(牡、父スウィフトカレント、母ディソサード、栗東・須貝尚介厩舎)
デビュー馬

 同厩舎で管理されて、阪神JFを制したレッドリヴェールの半弟。父がステイゴールドからスウィフトカレントに替わった点がどうかだが、スウィフトカレント産駒には未勝利、野路菊Sと連勝したサンダラスなどがおり、目立たないが結果を残している種牡馬ではないだろうか。
 姉は栗東へ入厩してデビューを早めたくらいだったが、本馬はじっくりと調整。先々週までは坂路での追い切りを重ねていたが、6月17日はレースでも騎乗予定のM.デムーロ騎手が跨って、CWでの追い切り。新馬3頭で走っていたが、最も手応えに余裕があり、時計は6F82.6秒。十分に力を見せることができる態勢は整っている。6月28日(日)阪神芝1800mでデビュー予定。

【美浦】
◆アストラエンブレム、(牡、父ダイワメジャー、母ブラックエンブレム、美浦・小島茂之厩舎)
 母は秋華賞の勝ち馬。現3歳の半兄ブライトエンブレムは札幌2歳Sを勝ち、皐月賞でも4着と活躍した。6月18日の追い切りでは年長馬を相手に先着しており、前評判通りに素質の片鱗を見せている。「この兄弟の中では気持ちの強さが表に出るタイプ。牧場でも高く評価されていたぐらいだし、いいモノを持っているのは確か。当然、血統的にも期待しています」と小島茂之調教師。6月28日、東京の芝1600mを田辺裕信騎手で予定している。

◆キングドラゴン(牡、父シンボリクリスエス、母グランパドドゥ、美浦・藤沢和雄厩舎)
 5月の千葉サラブレッドセールに上場され、7128万円(税込み)の高値で取り引きされた。母は中日新聞杯の勝ち馬。半兄に重賞3勝、スプリンターズS2着など短距離路線で活躍したパドトロワがいる。「まだ若い馬だけど、いい体つきをしている。シンボリクリスエスの子だし、ゆったりと走れる中距離が合いそう」と藤沢和雄調教師。6月27日、東京の芝1800mを北村宏司騎手で予定している。

 僚馬のダノンキャップ(牡、父Iffraaj、母ザーキー)は前週の1400mを予定していたが、抽選で除外(非当選)に…。6月28日、東京の芝1600mにスライドする見込みだ。

◆テオドール(牡、父ハービンジャー、母アンブロワーズ、美浦・国枝栄厩舎)
 母は函館2歳Sを勝ち、阪神JF2着など活躍した。ゲート試験に時間を要したが、早い時期から入厩して調教量は豊富。時計的には目立たないが、ひと追い毎に良化している。「男馬らしい性格で馬体も立派だし、どちらかと言えばパワータイプ。いい脚を長く使えそうな感じだし、ある程度は長めの距離が良さそう」と国枝栄調教師。6月27日、東京の芝1800mを戸崎圭太騎手で予定している。

◆ナイトインブラック
(牡、父ローエングリン、母ステレオタイプ、美浦・田中剛厩舎)
 朝日杯FS、皐月賞を制したロゴタイプの全弟として注目を集める1頭。先週の6月18日には函館競馬場のウッドチップコースで追われ、3歳馬を相手に先着している。「素直で利口な馬だし、順応性の高さは兄と一緒。弟も能力を秘めていると思います。おっとりした性格だし、距離を延ばしていっても良さそう」と田中剛調教師。6月28日、函館の芝1200mを三浦皇成騎手で予定している。

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栗東担当:井内利彰 「競馬予想TV!」に出演中の調教捜査官。調教主体や厩舎取材の予想を提供中。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」など。

美浦担当:竹之内元 大学に通うため、東京競馬場から徒歩3分のアパートに住んだことで転落人生を歩み出した38歳ライター。POGでは中山大障害勝ちのメルシータカオー指名が自慢。

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