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まだ間に合う!人気クラブの“募集中”オススメ2歳馬

  • 2015年08月05日(水) 12時01分
ちょうどこの時期から、一口クラブ各社の今年の募集(1歳馬)が本格的に始まってきますが、ひとつ上の世代の2歳馬にも、まだまだ出資できる馬たちがいます。最近ではキャロットクラブのルージュバックが、1歳では満口にならず2歳まで募集が続いていました。また今年のマーメイドSを勝った、シルクホースクラブのシャトーブランシュも売れ残った馬でした。今年もそんな掘り出しものの2歳馬がいるのか?! クラブの担当者を直撃して明かされた、耳より情報をお届けします。

(取材・文:馬サブロー安里真一)



『夢を買う』―――競走馬を所有するオーナーのほとんどが、ビジネスとしてではなく、ほんのわずかな可能性に夢を乗せている。愛馬が困難を乗り越えて成長していく姿、そしてレースに出走する楽しみと勝つ喜び。我が子の運動会でも見ているかのような気持ちで競馬に接していることがほとんどだろう。

 その競争社会を勝ち抜くことで愛馬の血脈が後生に続いていくことになり、そうなればもちろん金銭面でも大きく潤うことになるのだが、ここまで大きく成功するのはほんのごく一部。まさに夢の話だ。

 その夢の金額は1頭につきウン千万円。億を超えることも珍しくない。それに加えて毎月数十万円の預託料。とても一般庶民が手を出せるものではないが、その権利をみんなで共有しようというのが俗に言う一口クラブである。

・サンデーサラブレッドクラブ(40口)
・社台サラブレッドクラブ(40口)
・キャロットクラブ(400口)
・シルクホースクラブ(500口)
・GIサラブレッドクラブ(40口)
・東京サラブレッドクラブ(400口)
・ラフィアンターフマンクラブ(50、または100口)
・ウインレーシングクラブ(400口)
・ロードサラブレッドオーナーズ(500口)
・ユニオンオーナーズクラブ(200、または500口)
・グリーンファーム愛馬会(100〜500口)
・ノルマンディーオーナーズクラブ(40、または400口)
・友駿ホースクラブ愛馬会(500口)

 主要のクラブ名(基本的な口数)を書いてみたが、日本国内では大小合わせて10社以上のクラブがあり、その会社によって方針はさまざま。口数が少なければ当然、出資する金額やリスクは大きく、その分、見返りも大きい。口数が多ければ、その逆ということになる。

 ほとんどのクラブでは1歳馬の募集と同時に2歳馬の募集は締め切っているが、なかにはまだ2歳馬を募集しているクラブもある。どうしても即戦力がほしい!という方には、ここで紹介する馬を候補の1頭に入れてみてはどうだろうか。

キャロットクラブのイチオシ3頭


 まずは、2014年の馬主賞金ランキングでトップに輝いたキャロットクラブから。昨年はジャパンCを勝ったエピファネイア(6000万円、一口15万円)を筆頭に重賞12勝。今年に入ってからもリアルインパクト(4000万円、一口10万円)が豪GIジョージライダーSを制するなど、もっとも勢いのあるクラブだ。

 春の牝馬クラシックで注目を集めたルージュバック(2400万円、一口6万円)は、出資者が集まらず最後まで売れ残っていたそうで、結局のところ、どの馬が活躍するかは走ってみなければ分からないのが競馬のおもしろいところでもある。

メディアルナ

一口クラブ徹底攻略
(牝馬、父ゼンノロブロイ、母カニョット、1600万円、一口4万円、美浦・宗像厩舎)

 母カニョットはアルゼンチンの芝のマイル戦でGI勝ち。ダートでもGIIを2勝している。初仔の兄メイアルーア(父スペシャルウィーク)はデビュー戦から芝の中距離で2、2、4着と堅実に駆け、4戦目で勝ち上がった。母の適性が出やすい傾向にあるゼンノロブロイが父になったことでスピード系のマイラーに出そうだが、同じサンデー系でも種牡馬としての評価はこちらの方が上。魅力はたっぷりある。現在はノーザンファーム空港で順調に乗り込まれている。

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