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ステイゴールド牝馬の重賞成績

  • 2015年08月26日(水) 18時00分


◆簡単な結論から書いてしまうと、重賞に出てきた馬の単勝をすべて買ったら150%と大幅なプラス収支

 新潟2歳Sは、ステイゴールド産駒の牝馬が3頭エントリー。そこで、ステイゴールド牝馬の重賞成績を調べてみました。

 簡単な結論から書いてしまうと、ステイゴールド産駒の牝馬は、重賞に出てきた馬の単勝をすべて買ったら150%と大幅なプラス収支になっていました。

 アルコセニョーラが新潟記念で16人気の単勝49倍で勝利したことだけが回収率向上に大きく貢献しているわけでありません。

 1〜5人気の人気馬に限定しても単勝回収率97%、複勝回収率94%と水準以上の成績。5〜9人気のいわゆる中穴人気でも単勝回収率199%。複勝回収率100%。

 以前からステイゴールド産駒については「産駒の当たりハズレは大きいが、上級条件まで出世する馬は期待値が高い」と書いていましたように、重賞での成績は水準以上に優秀な種牡馬といえるでしょう。

 距離別の勝利数は2000mで5勝。続いてマイルで4勝。マイルは2000mと比べ出走数が半分以下ですから、確率的にはマイルが最も優秀。

 特に、ここ3年のステイゴールド牝馬は、2、3歳のマイル重賞を、好配当、高確率で馬券になる馬を毎年のように送り出しています。

 2013年は春のチューリップ賞でウインプリメーラが人気薄で2着。年末の阪神JFではレッドリヴェールがハープスターを負かして優勝。

 そのレッドリヴェールは2014年も桜花賞で2着。ココロノアイがアルテミスSを9人気で優勝。2015年はクイーンSはキャットコイン、チューリップ賞はココロノアイが優勝。

 2013年以降、ステイゴールド牝馬はマイル重賞で4勝。複勝率は47%。単勝回収率は286%。複勝回収率は144%と確率、期待値的にも優秀です。

 今年の新潟2歳Sは、ディープ産駒が1頭もエントリーせず。ならば、ステイゴールド産駒が意地を見せたいところではないでしょうか。

 なお、新潟2歳Sにエントリーしたステイゴールド3頭のうち2頭は母父アドマイヤコジーン。アドマイヤコジーンは母父ノーザンテースト。オルフェーヴルと同じくノーザンテーストのクロスが発生します。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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