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ビッグアーサー、揉まれてもOK

  • 2015年08月27日(木) 19時00分


 今週で8月も終わりですね。これまで「暑い、暑い」と書き続けてきましたが、栗東も日中はさておき、朝晩はだいぶ涼しくなってきました。立秋、処暑と暦も秋へと移り変わっています。スターホースたちも続々と栗東に帰還しつつあります。もうすぐ秋だなぁと実感させられる瞬間でもあります。

 さて。先週の北九州記念、ビッグアーサーの連勝が止まってしまったのはすごく残念でした…。でも、やっぱりこの馬、走りますね!終い伸びてはいますが、ポジション取りの差で負けてしまった印象でした。

 しかし、これまで揉まれる競馬をしていなかったので、北九州記念でそれができたのは大収穫でした。揉まれる競馬が苦手な馬って意外と多いものですが、ビッグアーサーについては問題なさそうです。レース後の藤岡康太騎手もそう言っていますし、今週厩舎を取材した際もレースでのダメージはみられませんでしたから。このあと、GI戦線に向かうのでしょうが、その前に違うパターンの競馬を経験できたのは何より。引き続き、注目していきたいと思います。

 今週の新潟2歳Sはウインミレーユとヒプノティストに注目しています。ウインミレーユは今朝、砂場でのんびりとくつろいでいましたよ。うとうとと眼を閉じることはあっても、砂場でひっくり返って砂だらけになって遊んだりはしません。あくまでも、仕草は女の子なんですよね。なんとも、可愛らしい。

 追い切りを経て、だいぶ体はすっきりしてきました。食後はどうしてもお腹がぽこっと出てしまいますが、そのタイミングでなければ特にお腹も目立ちません。幼児体型と言ったらそれまでなんですが、そのあたりもなんともおぼこく、可愛らしいのであります。

花岡貴子のトレセン情報


 新潟には土曜日に輸送の予定です。とにかく食欲満点の彼女ですが、馬運車が走っているときはほとんどカイバを口にしないのだとか。しかし、その反動でパーキングエリアに駐車しているときや出張馬房へ到着したらすぐにガッつくそうですよ(笑)。新潟競馬場の出張馬房では、目を離すと寝藁を食べ出しますし。今朝の砂場でも、出入り口にわずかに生えている草を見つけてはパクついていました。これだけしっかり食欲があるというのはいいことですね!頼もしい!!相手は強くなりますが、とても楽しみです。

花岡貴子のトレセン情報


 関東馬のヒプノティストはずっと厩舎に滞在し、満を持しての出走となります。美浦も暑い日々が続きましたが厩舎に設置されたミストが効果的だったのか、無事に過ごせたようですよ。この鮮やかな尾花栗毛はホント目立ちますね。この血統、母のハッピーディレンマ、父の父のフレンチデピュティ、母の父のアグネスタキオンと結構栗毛が入っています。ヒプノティストの血統の馬たちを写真で見比べるとフレンチデピュティと似ている印象を受けました。こうやって血が受け継がれている様子を見守るのは競馬の醍醐味であります。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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