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重い芝でベタに走る種牡馬

  • 2015年09月02日(水) 18時00分


◆イメージしたキャラ通りの「ベタ」な結果を残してくれるハービンジャー

 ハービンジャーは、ちょっと血統を知っている人達にとっては、イメージしたキャラ通りの「ベタ」な結果を残してくれる種牡馬です。

 ハービンジャー産駒は路盤が「洋芝」の函館、札幌競馬場で勝ち星の25%近くを稼ぎます。5人気以内の勝率28%。複勝率52%。単勝回収率107%。複勝回収率91%と抜群の信頼感。

 さらに、前走が3コーナー3番手以下から控える競馬をした馬は、複勝的中率が60%に上昇。単勝回収率は132%。複勝回収率は110%。控える競馬もできる人気上位の産駒は洋芝の北海道では実に頼もしいです。

 さらにわかりやすいことに、ハービンジャー産駒は「重馬場」で大穴を出します。

 ハービンジャー産駒が10人気以下で馬券になったケースはのべ8回。このうち3回がJRAの馬場発表が「重」馬場。良馬場で馬券になった4回のうち2回は、札幌、函館の芝。

 つまり大穴を出すのはほとんどが、「洋芝」か「重い芝」。「洋芝」か「重馬場」で10人気以下のハービンジャーは複勝的中率が15%。この数値は標準値の3倍以上。複勝回収率も236%。

 今年の札幌2歳Sにはハービンジャー産駒が2頭エントリー。そして、このレースもディープ産駒の出走はゼロ。ならばハービンジャーの出番というのはベタすぎるでしょうか? なかでも前走は3番手から控える競馬で勝利したアラバスターがパターン的には買い。とはなります。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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