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キシュトーークU25 『関東若手のホープ 井上敏樹ジョッキー』第4回

  • 2015年09月30日(水) 18時00分
井上ジョッキーのインタビューも今回で最終回!


井上ジョッキーのインタビューも今回で最終回です。ご自身が思う昨年と比べて成長した部分やセールスポイントなど、様々なことを聞いていきます!
(取材・文/大薮喬介)


僕のほうが単勝万馬券の回数は多い!

――トーセンの馬に騎乗することが多いですよね。何かきっかけがあったんですか?

井上 はい、ありがたいことによく騎乗させていただいています。実は島川隆哉オーナーとは電話で一度だけお話したことがあるだけで、お会いしたことはないんです。きっかけは、小野寺先輩と菅原先輩に千葉県の「エスティホースパーク」に連れて行っていただいてからですね。それから徐々に騎乗させていただけるようになりました。

――スイートピーSのトーセンナチュラルもそうですし、同日の東京最終レースではトーセンハルカゼで勝っていますしね。

井上 これからも、たくさん乗せていただけるように頑張ります!

――井上ジョッキーといえば、よく穴をあけている印象があるのですが、人気は気になるほうですか?

井上 気になりますね。力はあるのに人気がない時は「絶対に穴をあけてやる!」という気持ちで乗っています。

――逆に人気馬に騎乗した時はいかがですか?

井上 緊張しますね(笑)。

――そのわりにはこれまで1番人気には6回騎乗して、4勝していますよ(8月23日時点)。

井上 おお〜、結構勝っていますね。でも、(騎乗数が)少ないなぁ。ファンのためというのはおこがましいですが、自分のためでもありますし、今後は人気でも人気薄でも勝てるように頑張らないと。

――昨年は7勝でしたが、今年はすでに16勝しています(8月23日時点)。去年と比べて、“今年はここが違う”という部分はありますか?

井上 う〜ん、肩の力が抜けていることですかね。去年は初めてづくしでしたから、緊張しましたし、いろいろなことに対応するので精一杯でした。でも、今年は一度経験していることばかりなので、いい意味で周りも見えるようになってきて、自分の実力を少しずつ出せるようになってきたのかなと。ただ、結果には全然満足していませんね。もっと、もっと頑張らないといけないと思っています。

――技術的なところはいかがですか?

井上 去年と比べてですか? どうなんでしょうか…。う〜ん、やっぱり、まだまだですね。引っかかる馬を御したり、動かない馬をしっかり動かせるようになったり、進歩しなければいけないことがたくさんあります。

キシュトーーク

「進歩しなければいけないことがたくさんあります」



――今の井上ジョッキーのセールスポイントを教えてください。

井上 穴馬を持ってくるところです!

――同期の石川ジョッキーも穴騎手と言われていますよね?

井上 そうなんですよねぇ。僕のほうが単勝万馬券の回数は多いのに!

――ライバル心、むき出しですね(笑)。

井上 ただ、先週(8月22〜23日)に石川が単勝万馬券を出したんですよね…。しかも、松若も単勝万馬券を出しちゃって…。このままだと、僕のセールスポイントがなくなってしまう!

【次回のキシュトーークU25は!?】
井上ジョッキーのライバルである石川裕紀人ジョッキーの登場です! 今年は現時点で昨年よりも勝ち星を伸ばしており、井上ジョッキーと同様に関東期待のホープです。彼の素顔に迫ります!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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