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ドンキは人馬ともに穏やか。タニノアーバンシーは気配上昇中!

  • 2015年10月16日(金) 12時30分


 こんにちは。皆さん、風邪などひいていませんか?栗東もだいぶ寒くなってまいりまして、朝一番はついに10度を切るようになりました。その影響か、わたしは今週、風邪かアレルギーか理由は定かではありませんがくしゃみがとまらず困りました。季節の変わり目、ホントお気をつけくださいね!

 さて。秋華賞の枠順、出ましたね。ミッキークイーンは大外枠8枠18番。何故か池江厩舎は大外枠が多いですよね!?兼武助手は苦笑いしながらも「へんに内に入って包まれるより、外のほうが競馬しやすい。偶数枠に入ってよかったです」としていました。池江師も「自信はあります」と答えているとおり、めっちゃ具合よさそうです。

花岡貴子のトレセン情報

ミッキークイーン鞍上・浜中騎手


 調整ですが、金曜は運動のみにとどめて、レース前日の土曜は軽くサッと乗って本番に挑むとのことでした。馬も見てきましたが、繊細さは感じられるものの、ゆったりしているんですよね。風格あるなぁというかんじでした。

 レッツゴードンキは5枠10番。これには「いい枠に入った」と梅田師ら陣営はとても喜んでいましたよ。桜花賞ではエルプス以来、30年ぶりの逃げ切り勝ちをおさめたドンキですが、秋華賞もまた同じく逃げ切れるでしょうか!?梅田師は先日の共同記者会見に続き、枠順確定後もいたって穏やかな表情。

花岡貴子のトレセン情報

穏やかな表情の梅田師


「前を主張しそうなノットフォーマルが8枠16番、シングウィズジョイが3枠5番か…」

 と他に逃げそうな馬の枠順を気にしていました。まぁ、この並びならノットフォーマルより先手を取りやすいでしょうし、シングウィズジョイが主張する展開になっても「それならあちらに行かせて、ドンキは番手でレースを進めればいい」という流れになりそうです。「偶数の真ん中はいうことない。黄色枠か…、勝負服の袖に黄色が入っているし、ちょうどいいね」とひじょうに満足そうでした。

 その後、ドンちゃんの顔を見に行ったのですが。もともと可愛かったのに…ここにきてどんどん可愛くなってます!レース直前だとぴりぴりしている馬も少なくないのですが、最近のドンキはとても穏やか。こういった余裕がいいほうに向くんですよね。

花岡貴子のトレセン情報

とても穏やかなレッツゴードンキ


 余談ですが、梅田師は記者会見で昨年のコーフィールドカップのキャップとジャンバーを着ていましたね。ニュースにも書きましたが、昨年の10月18日はアドマイヤラクティでコーフィールドCを制した記念すべき日でもあります。今年もいいメモリアルが刻めるといいですね。

 トーセンビクトリーは4枠7番。「外過ぎないし、いいですね。真ん中より内側が欲しかったのでちょうどいいです。これなら競馬しやすいと思います」と辻野助手。最近はゲート内の駐立も大人しいし、状態については言うことないようです。

「馬体重は前走よりちょっとプラスか同じくらいになると思います。馬体にメリハリが出てきましたし、体調もよさそう。ジョッキーもコントロールしやすくなったと言っています」

 夏からずっと使っていますが、状態はいい意味での平行線といったかんじ。今回もじゅうぶん期待できるのでは?と思います。

 角居厩舎といえば、ウオッカの3番仔であるタニノアーバンシーが来週復帰しますよ!10月25日、京都の芝1800m戦に岩田騎手で出走を予定しています。

 ひと息入りましたが、調教ではかなりしっかりと動いている様子。

「一回競馬を使った効果でしょう。だいぶピリッとしてきました」(辻野助手)

 トレセンへ入厩したばかりのころは気性がのんびりしていたアーバンシーですが、ここへきてグッと競走馬らしくなってきたようです。今週末、来週と追い切られてさらに緊張感が増してくるでしょう。ウオッカの仔が初勝利をあげる日はそう遠くはなさそうですよ。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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