スマートフォン版へ

2歳のマル外、出足好調(須田鷹雄)

  • 2015年10月20日(火) 18時00分


◆ノーザンファームのマル外スカウト力はすごい

 赤本は毎年こだわっているが、社会一般では昔ほどの関心が得られていない「マル外」。しかしこのマル外が、今年は好調だ。

 過去10世代+今年の2歳世代の11世代で2歳戦成績を見てみると(現2歳は10/18現在)、現2歳世代の1走あたり賞金は190万円で11世代中4番目。ちなみに現3歳世代はマル外の出足がにぶく、2歳戦での1走あたり賞金は140万円しかなかった。

 しかも、1走あたり賞金はここから先伸びてくる可能性が高い。まだほとんどの馬が新馬・未勝利だけ走っている状況で、賞金の高いオープン特別や重賞で勝ち負けする馬が出ればそれが平均値を引き上げる。

 さらに、「勝ち上がり予備軍」が多い点も見逃せない。最終的に2歳戦でのマル外勝ち馬率は良い年で40%強、悪い年で20%台後半なのだが、2歳世代は現時点で26.3%。この数値が低いことが、逆に今後の勝ち上がりに向けて脚の溜まった状況と解釈できる。実際に2着歴のある馬が7頭いるし、これらが勝ち上がると全体の指標も上がってくる。

 その2着組ではボーサンシー、ハリケーンバローズ、ゴルゴバローズとノーザンファームがスカウトしてきた組に注目したい。ハリケーンバローズは合田さんが、ゴルゴバローズは私がドラフト時期に推してきた馬。いずれも惜しいところで新馬勝ちはならなかったが、先々は走ってくる馬だ。

 他の馬も含めて2歳トレーニングセール組は着地検疫をはさみ、早い馬でデビュー、それに次ぐ馬は臨戦態勢というのがいまのタイミング。ノーザン系ではアーチキング、ウォリアーズクロス、ベストドライヴといったところが入厩済みだ。ノーザンファームのマル外スカウト力はすごいし、特にアメリカ組は結果に繋がりやすい。これらの馬が活躍して、来年の赤本マル外コーナーを盛り上げてくれることを祈りたい。

須田鷹雄+取材班が赤本紹介馬の近況や有力馬の最新情報、取材こぼれ話などを披露します!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング