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天皇賞を獲る

  • 2015年10月30日(金) 18時00分


◆枠順が結末に与える影響は大きい

やりましたねえ、体操ニッポン男子37年ぶりの世界選手権団体金メダル。昨年、0.1点差で中国に届かず銀メダルでしたものね。
エース・内村航平選手は史上最高の選手でありやはり考え方が違う。跳馬の最高難度リシャオペンに成功すれば0.2加点されます。
そのためにこの1年間、新技マスターに取り組んできたという姿勢が凄い。6選手を支えた方々も含めておめでとうございます!

王道にふさわしいメンバー構成。格式の高いレースは雰囲気が違う。
難解なコース形態だけにペースと枠順が結末に与える影響は大きいと捉えている。まして今年は参戦馬の実力が拮抗しているのだから。

ディサイファを推す。
一歩一歩、階段を上がり地力を蓄えてきた。叩き上げのディープインパクト産駒である。
いまや脚質不問で心身ともに逞しい。最内枠を獲得して頂に立てる条件は整った。

ラブリーデイは今年手中に収めた重賞が実に5つ。
発馬における集中力の高さと道中のリズム感。まるで乱れのない強さを観ると完成の域に近づいているのがわかる。長い直線、上がり勝負。ともにいまなら問題はない。

ショウナンパンドラは素晴らしい瞬発力の持ち主。晩成型でこの秋にどこまで伸びるか楽しみでならない。15番枠だけが残念だがホームストレッチの長いコースは間違いなく合う。

ステファノスは型通りに久々を使われ状態を上げている。いい脚を持続できるのがいいところ。枠順がもう少し内なら中心に推せると個人的に考えている。

カレンミロティックは前半、後半を同じようなスピードで走ることが可能。並ばれてしぶとく先行力を存分に発揮できそうな今回は持ち味が生きる。

クラレントの前走は発馬直後に挟まれ後手に回り直線で前が詰まったのが堪えた。この距離なら先行できるはず。内枠を味方にして粘り込みを図る。

アンビシャスの体型は少し胴が詰まっている。最高峰が揃うなかでのこの距離にやや不安を感じるが前走が不完全燃焼。スムーズなレースで今一度、期待してみたい。

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1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。

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