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　1番人気が7連敗中、ここ4年は1〜3番人気の連対すらないという京王杯2歳S。今年も難解な一戦となりそうだ。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

■11/7(土)　京王杯2歳S(2歳・GII・東京芝1400m)

　シャドウアプローチ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)は新馬戦は2着に敗れたが、続く未勝利戦・ききょうSと連勝を飾った。道中掛かり気味ではあったものの、前走で控える競馬ができたのは今回東京コースに替わる上で大きい。一気の3連勝での重賞制覇なるか。

　モーゼス(牡2、美浦・大江原哲厩舎)は本レースと同条件の新馬戦を優勝。クビ差での勝利だったが、3着以下は離しており、なかなかの内容だったと言える。全兄にカレンブラックヒル、半兄にレッドアルヴィスがいる良血馬で、重賞のここでも期待がかかる。

　その他、新馬戦でシャドウアプローチを下しすずらん賞も勝っているオデュッセウス(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)、新馬戦をほとんど持ったままで楽勝したボールライトニング(牡2、栗東・宮本博厩舎)、小倉2歳Sで2着のサイモンゼーレ(牡2、栗東・梅田智之厩舎)、2勝を挙げているボーダレス(牝2、美浦・伊藤圭三厩舎)、大崩れなく走っているレッドカーペット(牡2、栗東・高野友和厩舎)辺りもタイトルを狙う。発走は15時35分。

【データ分析】
人気(過去10回)…1人気は[1-2-1-6]勝率10.0%、複勝率40.0%と勝率・回収率共に低い。1〜5番人気が[7-5-6-32]複勝率36.0%、複勝回収率87%、6〜10番人気が[1-4-2-43]複勝率14.0%、複勝回収率86%。11番人気以下が[2-1-2-37]複勝率11.9%、複勝回収率149%と大穴の台頭も多く、やや波乱傾向が強めのレース。

馬番(過去10回)…馬番が1〜4番の馬が[4-7-3-26]複勝率35.0%、複勝回収率237%、5番以降の馬が[6-3-7-86]複勝率15.7%、複勝回収率54%と内枠の馬がかなり回収率が高い。また、前走が5〜8枠の外枠だった馬が[7-8-6-59]複勝率26.3%、複勝回収率143%と好成績で、前走で外を回って今回内を回ってこれる馬が恵まれる。

騎手所属(過去10回)…騎手の所属別でみると、関東の騎手が[6-7-7-84]複勝率19.2%、複勝回収率106%、関西所属の騎手が[4-3-3-20]複勝率33.3%、複勝回収率131%と関西騎手が騎乗した場合の好走率が高い。欲に関西騎手で前走3コーナーで2番手以内の馬が[4-2-1-5]複勝率58.3%、複勝回収率265%と高い回収率で、今回先行できそうな馬を狙いたい。

◆レッドカーペット
・陣営コメント/高野調教師
「前走(もみじS2着)は4コーナーで外に膨れてしまい、そこが影響した格好。ロスがありながら直線はよく伸びてくれましたし、力のあるところは示せたと思います。この中間も順調に調整できていますし、大きなフットワークの馬なので、広くて直線の長い東京コースはプラスになりそう。ここも期待しています」

◆シャドウアプローチ
・血統診断/望田潤
　セトノフラッパーの半弟で