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【柴山雄一騎手】『逃げから差しへ! 真骨頂を発揮したアルビアーノ』

  • 2015年11月19日(木) 12時00分
激白

▲絶大な信頼を寄せるアルビアーノとのコンビで初GI制覇を狙う柴山騎手が本音を激白


前哨戦のスワンS(GII)で、それまでの先行策から一転して、道中控える競馬で優勝したアルビアーノ。春シーズンは土つかずの3連勝でNHKマイルC(GI)に臨み、クラリティスカイの2着と惜しくもGI制覇を逃しただけに、陣営や鞍上の秋シーズンに期する思いは並々ならぬものがあった。それがスワンSでの脚質転換の成功と勝利に結びついたと言っても過言ではないだろう。「勝ちたいという気持ちが強くて、追い出しが早かった」とNHKマイルCでの手綱さばきに悔しさを滲ませる主戦柴山雄一騎手に、マイルCSに賭ける現在の心境を語ってもらった。(取材・文:佐々木祥恵)


春のNHKマイルCでの悔しさ


「スピードと力強さを兼ね備え、どっしりと落ち着いていて、オンとオフがハッキリしている」

 柴山はNHKマイル前のインタビューで、アルビアーノについてこう評していた。その表情には不安よりも自信が窺えた。しかし、結果はクラリティスカイの2着。スローペースの中で2番手からレースを進めたが「結果的に目標にされやすい競馬になったかもしれない」と柴山が振り返るように、アルビアーノの背後から虎視眈々と運んだクラリティスカイにゴール前で差される形になった。

「あの時はプレッシャーというよりも、勝ちたいという気持ちが強かったです。その分、少し早く追い出してしまいました」

 柴山はNHKマイルCのVTRを何度も見返している。

「今後の参考にならなかったり、嫌なイメージが残るレースは見返しませんけど、あの競馬は悔しかったですし、自分の気持ちが先に出過ぎているという内容でしたから。1馬身という着差を考えても、それさえなければ勝っていただろうと思いますしね」

 その悔しさをバネに駒を進めた関東オークス(JpnII)では、1番人気に推されながら4着と精彩を欠いた。

「距離が2100mでしたから楽に前に行けて、それを抑えながら道中どう落ち着けて走らせるかを考えていたのですけどね」

 しかし

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GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。

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