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【イベントレポート】小牧騎手×シークレットゲスト『ジャパンC ぶっちゃけレース回顧』/動画

  • 2015年12月08日(火) 18時00分
小牧太

今週は先日のイベントでの『ジャパンC ぶっちゃけレース回顧』をお届けします!


ジャパンC翌日に新宿にて行われた、太論の「公開取材」&「太のプレミアムトーク」。抽選を突破した約100名のnetkeibaユーザーをお招きし、おかげさまで大盛況のうちに終えることができました。実は、第二部のプレミアムトークのゲストは、当日登場するまで小牧騎手にも内緒。そこに颯爽と現れたのは……。今回は、小牧騎手とシークレットゲストによる『ジャパンC ぶっちゃけレース回顧』をお届けします!(文・不破由妃子、司会・赤見千尋)


※動画は有料域で見ることができます。

大活躍のムーア…でも負けるつもりはない!


赤見 いよいよゲストをお迎えしてお送りする「太のプレミアムトーク」です。ゲストが誰か、小牧さんもご存じないんですよね?

小牧 はい。昨日ね、ジャパンCの返し馬で、戸崎くんが「小牧さん、ジャパンCに騎乗されるの初めてなんですってね」って話しかけてきたから、「あれ? なんか探り入れてるんかな…、コイツかな?」と思ったんやけど。

赤見 では、さっそくご紹介しましょう。本日のゲストはこの方です!

(客席の後方からゲストが登場!)

赤見 本日のゲストは内田博幸騎手です!

内田 こんばんは、戸崎です(笑)。

小牧 実は昨日、偶然ホテルで会ったんですよね。ちっちゃいオジサンがいるなぁと思ったら、内田くんやった(笑)。

内田 アンタもオジサンや!

小牧太

シークレットゲスト・内田騎手をお招きしての「太のプレミアムトーク」



赤見 では、おふたりともよろしくお願いします。ひとつ目のトークテーマは、『たられば上等! ジャパンC、ぶっちゃけレース回顧』です! 小牧騎手はヒットザターゲット(13着)、内田騎手はワンアンドオンリー(7着)に騎乗されていました。スタートしてからけっこう“イトウさん”が引っ掛かっていましたが、大丈夫でしたか?

内田 外国人ジョッキーの進路の取り方が荒すぎて、みんな(馬体が)ぶつかっていましたね。

赤見 1コーナーのあたりは、相当にゴチャつきましたよね。

内田 僕は内枠だったので、スーッといい感じでいけました。内枠を引いた時点で、“なんとか3着には”と思って狙っていったんですけどね。天皇賞のときより馬自身もやる気になっていたから、道中は「今回はいいんじゃないの?」と思いながら乗ってました。結果7着でしたが、そこまで勝ち馬とも離れていなかったので、次につながっていくような気がします。

赤見 そして小牧騎手は、やはり枠が残念だったと…。

小牧 うまく内に潜り込めたんですけど、もうひとつ前(の位置)に入りたかったなと思って。

内田 (外枠は)厳しいですよね。内枠を引いたとき、「やった!」と思いましたもん(笑)。

赤見 やはり枠順による差は大きいですか?

内田 東京2400mの外枠は厳しいですよ。いつものリズムでいくと、位置取りが後ろになってしまって間に合わない。でも、それなりにいい位置に付けようとすると、そこで一度脚を使ってしまうから、今後は最後に反応がなくなってしまう。東京の2400mで外枠が当たったときは、すごくブルーになります。

小牧 それ以前に、ヒットザターゲットの場合は、1番から5番に当たらないと走らないっていう結果が出てるからねぇ。もちろん、乗るからには「ひょっとせんかな」と思って乗るんですけどね。

赤見 上位馬のレースぶりはいかがでしたか?

内田 勝ったショウナンパンドラはもともと切れ味のある勝ちっぷりをする馬で、前がけっこうやり合ってたから、いい流れになりましたよね。4コーナーを回って、前のグループが早く仕掛けてきたなっていう感じがしました。ラブリーデイも、ちょっと仕掛けが早いなって。僕の隣にきて、そのままカットしていっちゃったんで。頼むよ〜って感じで(笑)。

赤見 なるほど〜(笑)。

内田 1番人気だし、力があるから仕方がないんですけどね。川田くんの乗り方が云々ではなくて、あそこは微妙な駆け引きが必要な場面なので。逆に、あそこで動かなかったことで負けてしまうこともありますからね。

ジャパンC

外から鋭い末脚を発揮して差し切ったショウナンパンドラ(写真はジャパンCのゴール前 撮影:下野 雄規)



小牧 僕はね、てっきりムーアが勝ったと思ってた。同じ内側から見ていて、「またムーアか」と(苦笑)。手の届く距離にいたからね。でも、僕は行くところがなくて…。ヒットザターゲットの場合、そういう(一か八かの)レースじゃないと走らないんでね。今回はバラけなかったということで、しょうがないですね。

内田 今回はそうですね。朝方はね、馬場がけっこう湿気っていて重かったんですけど、だんだん内が軽くなってきて。みんな内を狙っていってましたからね。

赤見 確かにみーんな内を狙っていましたよね。

内田 ムーアもそのあたりよくわかっていますよね。あの日は内ばっかり突いてましたから。

赤見 そのムーア騎手は、昨日(11月29日)大活躍でしたね(8戦4勝2着1回)。ムーア騎手については、どんな印象をお持ちですか?

内田 乗ってる馬が上なので…。腕はそんなに変わらないと思いますよ。負けるつもりはないです。

赤見 内田さん、カッコいい!

内田 ただ、彼は本当に勉強熱心で、咄嗟にいろいろ変えられる技術を持っていますから。そういうところは見習いたいなと思っています。でも、いざ馬に乗ったら、ひとつも負けるつもりはないですよ。ね、小牧さん。

小牧 まぁ、そうでしょ(苦笑)。ところで、ムーアっていくつですか?

赤見 まだ30代前半のはず…。

小牧 なんか老けてるよね(笑)。

赤見 ちょっと大人っぽい感じですよね(苦笑)。小牧騎手は、意外にもジャパンCでの騎乗が初めてだったとのことですが、いかがでしたか?

内田 そういえば、戸崎にそのことを突っ込まれてたでしょ(笑)?

小牧 そうそう。だから今日、戸崎がくるんかなと思ってた。僕のこと、えらいよく知ってるなと思って(笑)。初めて乗ったといっても、レースは一緒やからねぇ。僕のなかでジャパンCといえば、地方時代に見たロッキータイガー。桑島さんが乗ってね。

内田 僕もあのレースを観て、ジョッキーになろうと思いました。

小牧 2着にきてね。やっぱり同じ地方所属ということで応援したし、オリンピックのような感じだったね。憧れましたね。

内田 日本馬のシンボリルドルフとロッキータイガーが1着2着でね。

小牧 桑島さんの水車ムチとか!

内田 あのレースは感動しましたね。中学3年生でした。

小牧 僕はもう馬に乗ってましたね。

赤見 そうですよね。確か4歳…いや3歳違い? 小牧さんが48歳で、内田さんが…。

内田 28歳! ……45です(苦笑)。



■動画■たられば上等!JCぶっちゃけ回顧






【次回の太論は!?】
次回は、小牧騎手と内田騎手によるプレミアムトーク第二弾。地方所属時代のお互いの印象から、「あいつは巧い!」と思う最近の若手について、ベテランジョッキーが抱く野望などなど、おふたりならでの深い話が盛りだくさん! 内田騎手の口からは、あの“白い馬”のお話も…。お楽しみに!


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1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。

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