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中心となるのは5頭、その中でも2頭が有力

　先週の阪神JF、レース後のルメール騎手は本当に嬉しそうでした。

　普段から穏やかで、感情起伏が少なくスマートなルメール騎手。ですが心の内では、G1を勝ちたいという思いが強かったのだなぁ〜と印象づけるものでした。やはりM.デムーロ騎手と共にJRA騎手となった背景を考えると、この1年いろいろな思いがあったことでしょう。喜びの表情に良かったなぁ〜と思えると共に、そういった感情を日頃見せない姿に改めて大人だなぁ〜と感じました。

　またレース振りもサスガでしたね。好スタートを切ってからの判断が絶妙。慌てることなく控えることなくニュートラルに進み、他の馬に行かせてポジションキープ。あそこが大きなポイントだった気がします。

　さて今週は朝日杯FS。

　中心となるのは5頭でしょう。エアスピネルとリオンディーズ、イモータルにシュウジ、ボールライトニングでしょう。

　その中でも最初に挙げた2頭が有力候補とみます。デビューからのマイル2戦のレース振りから安定感があるのはエアスピネル。しかも前走は急仕上げもあった中での圧勝劇。笹田助手も、「一度使ってガス抜きもできているし、食事もバリバリと食べて元気いっぱい。いい雰囲気ですよ」と、ニコヤカな表情。

　一方のリオンディーズに関しては、「折り合いは大丈夫だと思う。とにかくストライドが大きいし、ポテンシャルは相当高いと思う」と追いきりに跨ったM.デムーロ騎手。ただ京都から阪神、2000からのマイルに初コンビと、分からないことも多いだけに、「エアスピネルは強いよ」と付け加えていました。

　その2頭に入れそうな逸材だと感じていたイモータルは、少し急仕上げな様子。担当の榎本助手も、「正直に言えば2本ぐらいほしいところはあるかな…」と。少しユルサは感じます。

　さてそして有馬記念に向けて内田騎手が久々にゴールドシップに跨りました。やはり若い頃のような恐ろしく感じるほどのスゴミはなかったようですが、良い意味で大人になったようにも、とコメント。担当の今浪厩務員は、「JCより間違いなく状態は良い」と話しており、やはり休み明けでゲート中心だった前回以上にはなっているようです。

　それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。