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亀谷×小島「ラブリーデイには恵みの馬場、Gシップには逆てるてる坊主?」対談・後編

  • 2015年12月23日(水) 12時01分
亀谷×小島


昨年と今年で馬場の違いは!?



小島 では、今年と去年の馬場の違いをお話ししますね。昨年は馬場改造工事を行っていたので、秋の中山開催がありませんでしたけど、今年はいつものように秋の開催がありました。で、この9月の開催の時、芝コースはBとCコースでレースを行っていて、Aコース(最内から約3メートル部分)を全く使っていないんです。
 12月の開催がAコースの使い出しなので、このAコース部分がすごく良い状態で開幕しました。私は開幕前に馬場を見に行きましたが、Aコース部分は当然蹄の跡が1つもないですし、絶好の状態でしたよ。

4コーナー

▼11月26日撮影・中山競馬場の4コーナー(写真:小島友実)



 そして迎えた中山1週目。中団からの差し切りが7勝で逃げ切り勝ちが1頭もなし。これはエアレーション作業を行っていますから、開幕週は差しが決まるという傾向が出ていたと思いますが、特筆すべきは1枠の馬が4勝していた事です。

亀谷 最近の馬場傾向は、開幕週は差しが決まりやすい。そして今年の中山芝は内の3メートルの馬場が絶好。だから差し馬と内枠の馬が走ったわけですね。

小島 開幕初日のステイヤーズステークスを勝ったアルバートは、馬も強いんですけど、ムーア騎手と1枠のアドバンテージを生かし切ったレースでした。

亀谷 馬場と枠を活かしきった名手が1、2着でしたね。ただ、今年は、昨年よりも時計が出る馬場になっている印象はあります。小島さんのコラムでも書かれていたように、中山は昨年とはエアレーションを入れた時期が違うんですよね?

小島 はい。今年はバーチドレンによるエアレーション作業を10月中旬に行っています。去年は馬場改造工事があったので、11月の中旬に行っています。

亀谷 去年は開催約3週前にエアレーション。今年は約2ヶ月前にエアレーションなんですね。これはボクの妄想なんですが(笑)エアレーションの時期が開催に近いほど、開幕週の馬場は軟らかく、時計もかかる印象はあります。

エアレーションの時期が近いほど、開幕週の馬場は軟らかくなる?



小島 私も、亀ちゃんみたいにそう思っていたんですよ。でも

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