スマートフォン版へ

バスタータイプの4連勝&重賞初Vなるか/マーチS

  • 2016年03月22日(火) 18時00分


 3連勝中の4歳馬バスタータイプが登場。重賞初挑戦のここも難なく突破するか、それとも昨年の覇者マイネルクロップなどがこれを阻むか。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/27(日) マーチS(4歳上・GIII・中山ダ1800m)

 バスタータイプ(牡4、栗東・佐藤正雄厩舎)は香取特別(1000万)、アレキサンドライトS(1600万)、総武Sと3連勝中。本レースと同じ中山ダート1800mでの連勝だけに、今回も当然期待がかかる。モーニンやノンコノユメに続く4歳の新星誕生となるか。

 サンマルデューク(牡7、美浦・小島太厩舎)は昨年末の師走Sを15番人気で制すると、年明けのポルックスSも12番人気で勝ち、続く総武Sでも58キロを背負いながら最後方から追い込み3着に入った。ここへきて充実期を迎えた印象で、重賞のここでも互角以上にやれそうだ。

 マイネルクロップ(牡6、栗東・飯田雄三厩舎)は昨年の覇者。その後は惨敗が続いたが、前走の佐賀記念で2着に入り、復調気配を見せている。ここでの復活&連覇を期待したい。

 その他、登録だけで見送る公算が大きいが出てくれば当然有力なクリノスターオー(牡6、栗東・高橋義忠厩舎)、昨年の2着馬イッシンドウタイ(牡7、美浦・伊藤圭三厩舎)、叩いて良くなりそうなドコフクカゼ(牡6、栗東・友道康夫厩舎)、一昨年の覇者ソロル(牡6、栗東・中竹和也厩舎)なども上位争いの候補。発走は15時30分。

【データ分析】
人気(中山競馬場で行われた過去9回)…1人気は[1-0-2-6]勝率11.1%と低い数字。この1勝は2009年のエスポワールシチーである。1〜5番人気が[5-2-7-31]複勝率31.1%、複勝回収率65%とまずまず。6〜10番人気が[4-5-2-34]で連対率20.0%と好成績。単勝回収率166%、複勝回収率120%と高い数字で、中穴勢の活躍が目立つ。しかしながら11番人気以下は[0-2-0-48]で複勝率4%と殆ど馬券に絡めておらず、過度な大穴狙いは厳しいと言えるだろう。

枠番(過去9回)…6〜8枠が[8-3-3-39]と、勝ち馬の殆どが外めの枠から出ている。特に8枠が強く[4-3-2-9]で複勝率はなんと50.0%。単複回収率は共に250%を超える相当有利な枠だ。一方で1〜3枠は[0-4-4-43]と勝ち馬が出ておらず、内枠は勝ちきるには不利な枠であると言えるだろう。

脚質(過去9回)…上り3Fが1〜3位の馬が[7-5-4-12]勝率25.0%、複勝率57.1%。単勝回収率は303%と高い数字。しかしながら4コーナーで10番手以下にいた馬は[2-0-1-48]複勝率5.9%と殆ど馬券に絡めていないため、ある程度前を射程に入れた位置から早い上がりを使える馬を選びたい。

◆ドコフクカゼ
・陣営コメント/友道調教師
「前走(仁川S2着)は久々のレースでしたが、阪神2000mはいい条件ということもあっていきなりから結果を出してくれました。今回は中1週になりますが、使っての上積みも見込めますし、おととし3着に来た時と同じローテーション。舞台はベストではありませんが、1800mでも中山コースならチャンスはあるのではないでしょうか」

・血統診断/望田潤
 ダートでオープンを張ったエーピーバーストなどが出る牝系で

続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

気になる重賞を全方位で斬る! 望田潤の血統情報、井内利彰の調教、そして厩舎情報、データなど内容盛り沢山に、今週の注目重賞コラムをお届けします!

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング