スマートフォン版へ

春の天皇賞を終えて、そしてNHKマイルC

  • 2016年05月06日(金) 12時00分


好ケハイを感じた3頭

 春の天皇賞、終わってみればスムーズな競馬ができた馬でのワンツーということになりましたね。勝利したキタサンブラックですが、週中水曜日に馬を見た際にはトモの入りが浅く華奢になっている印象を受けましたが、当日はトモの入り馬格ともに週中よりは良くなっていました。とはいえ、まだまだ良くなりそうなケハイも…。しかしながら精神面に関しては菊の時同様の落ち着きもあり、改めてこの馬は、パドックでは気負いすぎていないほうがいいと思えるものでした。

 一方、対象的だったのがサウンズオブアース。筋肉量が増えた分なのか、見るからに体型が中距離仕様に。背中のノビヤカサも週中の方が個人的には好きでした。

 またコロコロと見る日によって違いを感じ、ビックリしてしまったのがトーホウジャッカル。この馬も2〜3週前と週中、そして当日ではまるで別馬に。以前に数々の重賞馬を育てた腕利きの厩務員さんが、「馬は1日で変わる。だからレース前日、もしくは当日になってみないと状態の良し悪しは分からない」と話されていましたが、何だかその言葉が思い起されるものでしたし、勉強になる1日でした。

 特に長距離ともなると、心身のバランスがより高い馬でないと厳しいところも。

 1番人気のゴールドアクターは、明らかに有馬記念よりも高いテンションに。いや逆を言えば有馬記念の時が、(え?これがゴールドアクターなの?)というくらい落ち着いたパドックの歩きをしており、心身のバランスが整っていました。

 と考えると、今回の天皇賞は明らかにテンションが高く、また私としてはトモの感じも有馬記念の方が良かった印象を受けました。

 さて今週はNHKマイルカップ。

 取材をして好ケハイを感じたのが、須貝厩舎の3頭。

 追いきりで抜群の動きを見せたのはシュウジ。最後の1ハロン11秒台には驚きました。筋肉の張りといい素晴しいデキにありますが、なにせマイルは長く距離の不安があるだけに、さすがに軸にはできないところも…。

 イモータルは当日のテンションがカギとなりますが、水曜日の追いきり後が落ち着いていい雰囲気でしたので、大丈夫そうな気もしています。そして驚かされたのがシャドウアプローチ。久々を感じさせない馬体で、朝日杯の時よりもドッシリとしてきました。レースも上手なタイプですし、アナドレナイ気がします。

 それでは皆さん、当日は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング