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子犬のようなマカヒキが帰って参りました

  • 2016年07月21日(木) 19時00分


 先週の金曜日、15日の大安にマカヒキが栗東トレセンに帰ってきました。このコラムで何度もお伝えしているマカヒキ。雰囲気が皐月賞の前までは子犬のような小動物系だったのに、皐月賞後ではガラリ一変。キリッとして競走馬らしくなったと書きました。

 そして今回。栗東に戻ってきて、いったいどんなキャラになっているのだろう??ほんと、興味津々だったんです。

 で、実際に見に行ってどうだったかというと…。

 皐月賞前の子犬キャラに戻っていました(笑)。


 眼はくりくりとまん丸で、人や馬に対してまったく威嚇するようなところがない。かわいいかわいいマカヒキくんでした。これがマカヒキ本来のキャラであり、ダービー前は特殊な戦闘モードだったんでしょうね、きっと。

「背は少し伸びました」(大江助手)

 というとおり、さらにスラッとしたかんじの馬体になっていました。そして、放牧先でいいリフレッシュができたのは、その様子をみるだけでビシビシ伝わってきましたよ。

 19日にすでにお伝えしたとおり、今日(21日)、栗東に戻ってから初時計を出しています。馬もまばらな2番乗りの時間帯に坂路コースを実にしっかりとした足どりで駆け抜けていましたよ。ほんと、力強い。ゼッケンをつけていなくても、そのフットワークを見るだけで普通の馬じゃないのがすぐにわかります。

さすが!という一言です。

 でも、走り終えるとすぐにスイッチが切り替わって、また子犬キャラに戻るんですよね〜。そのあたりの切り替えの素早さもみごとです。


 8月19日に出国予定のマカヒキ。あと1ヶ月、その様子をしっかり栗東で見守れたらと思っています。

 今週、注目しているのは同じ友道厩舎の新馬・アドマイヤミヤビ。「まだまだ幼い。いいものをもっているので、成長にあわせて育てていきたい」と島助手。新馬でいきなりというタイプではなさそうなのですが、調教では先週新馬勝ちしたトリコロールブルーと互角の動きをしていましたからやっぱり期待しちゃいますね。角居厩舎のラピッドシップも「鞍上の指示にしっかり反応している」(岸本助手)といいますし、楽しみです。

アドマイヤミヤビ

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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