陣営も納得のいくデキのベルカント
福島・函館が終わり、今週から札幌・新潟・小倉が開幕。3場とも新たな開催場所へと移ることで、夏競馬第2弾の始まりといった印象を受けます。とにかく今年の夏競馬の前半戦は予想がボロボロ。開催代わりと共に心機一転の気分で挑みたいと思います。
週中のトレセンでは、新潟で行われる直線競馬・アイビスSDを中心に取材をしましたが、昨年の覇者・ベルカントは陣営も納得のいくデキに仕上がった様子。
日々、騎乗する柴原助手は、「一度叩かれたことで普段のハミ掛かりが全く違い、今はリラックスできている」と話し、これまで闘ってきた相手を考えると、ここは負けられないといった雰囲気で、枠に関しても、「外枠に当たればラッキー、真ん中でも内でもどこでも大丈夫でしょう」と強気。
昨年もそうでしたが、夏場は筋肉が硬くならず、状態が良さそう。また前回寂しく映った体も張りがアップしており、筋肉量も増えた印象を受けます。連覇の可能性は高いとみていいと思います。
相手で気になるのは、プリンセスムーン。骨折明けからの2戦が非常に大人びたレースをしています。しかも2走前は、7ヶ月半の休み明けに加え、輸送してかなり体重が減ってしまっていた中での勝利。そして中1週での連勝は、ポテンシャルの高さあってこそ。斤量は1キロ増えますが、54キロですし、この2戦よりもさらに状態は良くなっている印象。魅力的です。
また札幌で行われるクイーンSは、ウインプリメーラが春先から充実しており脚質的にも開幕週の馬場の方が良い点と、2走前の阪神での走りから今ならば洋芝もこなせチャンスがあると思えますし、また初の札幌となるリラヴァティは粘り強い走りをするタイプゆえ、洋芝があいそうな気がし、こちらもアナドレナイ気がします。
それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。