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クイーンSに好相性の種牡馬

  • 2016年07月29日(金) 19時00分


◆サンデーサイレンスとミスタープロスペクター系の配合

 過去5年、札幌で行われたクイーンSは、10人気以下で馬券になったのはラブフールとコスモネモシンの2頭。いずれもゼンノロブロイ産駒。当レースで3着に走ったアニメイトバイオも同種牡馬の産駒。

 今年の出走予定馬でゼンノロブロイ産駒はシャルール、リラヴァティ。

 当レースで好相性のゼンノロブロイはサンデーサイレンスとミスタープロスペクター系の配合馬。この組み合わせもクイーンSは好相性。

 ゼンノロブロイ産駒以外に6人気以下で馬券になったのはメイショウスザンナとアロマティコ。2頭はいずれも父がミスプロ系。母父がサンデーサイレンス。

 母父サンデーサイレンスで父ミスプロ系の配合馬はナムラアン、メイショウスザンナ。ナムラアンは父がアメリカ血統も祖母にアイリッシュダンス、近親にハーツクライ。ミスプロ系では芝指向の高いタイプの配合馬。エンパイアメーカー産駒で芝重賞を勝ったフェデラリストに近いタイプの血統です。

 と重賞の話を簡単に書きましたが、夏も馬券を買い続けるファンなら、平場のレースですよね(笑)。今週から開幕する新潟、小倉、札幌も面白いコースが目白押し。

 新潟はJRAでは「唯一」の「左周りで直線平坦のダートコース」と「直線が短い平坦左回りの芝」のレースコースがある競馬場。左回りの平坦ダートといえば、アメリカが本場。よってアメリカ血統が穴を連発。期待値も優秀な競馬場。

 小倉は直線の短いダート1700mが関西圏では「久々」に行われます。前開催の中京は左回りで直線も長く、ダート1700mのレースは行われません。この適性の違いが穴馬券を呼びそう。

 小倉芝は、数年前までの馬場とは異なる特性。以前の開催最終週のような傾向が、今は開幕週から発生します。その点もうまく利用したいもの。

 このような平場の勝負ポイントの詳細を記した「ドル箱ノート・プレミアム」も配信していますので、興味のある方は亀谷ホームページも参照してください。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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