栗東で見たベルカント
先週の関屋記念は、期待をしていたケントオーが9着という結果に。
前走のスタート後からテンに行かない形となっていましたが、あれはタマタマとか、掛かるのがマシになっているとか、そういったことではなく、気持ち的に後ろ向きとなり、行けなくなっていたのでしょう。これが使いづめの恐ろしさなのでしょう。
やはり馬は気持ちが大事。特に暑い夏ともなれば、いかにフレッシュさや集中力を保てるかが鍵。ましてや重賞ともなると、狙ってではないと中々取れないもの。スタート直後の姿には、いろいろと考えさせられるものがありました…。
それにしても戸崎騎手の勢いは素晴らしいですね。ヤングマンパワーの追いだすタイミングが絶妙。凄いの一言です。
さて今週は札幌では札幌記念、小倉では北九州記念となります。
栗東で見たベルカントは、優しい目をしており気持ち穏やかに過ごしている印象を受けました。
この馬のことを最も理解している元騎手の柴原助手も、「良い状態ですよ。でも前走も良かったので、それをキープしているといった感じです」と分析し、テンションに関しても、「使った後の普通キャンターでも掛かることがないので、精神的にも安定しています」と、この馬にとって1番大事なバロメーターとなる普段の掛かり度合いもOKとのことでした。
前走に引き続きこれといった不安要素はないようでしたが、「できれば外目の枠の方がいいような気がするかな」と。やはり前走が1000mでスタートの速い馬とあって、内枠だとハナにたたされる可能性を考えてのことですが、「でも、あくまでも、できれば程度ですよ」と、アイビスSDに引き続き強気な姿勢。やはりここでも負けられない面々な気が個人的にもします。
一方の札幌記念ですが、注目のモーリスは、前走が過酷と思えた東京競馬場での調整もあり、終始掛かる内容。それでいて今回の最終追いきりは3頭併せの真ん中と気持ち的にプレッシャーの掛かる状況でした。これがどうでるのか?勝敗もさることながら、道中の折り合いなど非常に見応えがありそうです。
それでは皆さん、当日は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。