精神的にもドッシリしてきたアルバートドック
もう9月。夏競馬も今週で終わりとなるこの時期は、私自身の中でも区切りの月。
今から年末にかけての有馬記念までは毎年時間が猛スピードで過ぎ去っていくので、今年も既に残り4ヶ月かぁ〜と、いい意味で緊張感もありつつ、また違った意味で怖さもあります。
さて先週の月曜日ですが、お台場にあるフジテレビで戸崎騎手のトークショーに参加させてもらいました。これまで、じっくりと戸崎騎手とお話する機会があまりなかったこともあり、地方時代の話には、グッとくるものがありました。中でも今の自分があるのは亡くなられた川島調教師の存在があってこそと話され、今もなお、(川島先生ならどう考えるかな?)とか、(川島先生は、どう言ってくれるかな?)と、天国にいる川島先生との対話をされているとのこと。人は生きる上において、人との出会いによって人生が大きく左右されるもの。だからこそ、この人に出会えたからこそと語れる人がいることは人生における最高の財産であり、その思いは根幹に根付き、その後の力として生き続けていくのだなぁ〜と改めて感じるものでした。
そして先週の競馬においては、新記録がかかったモレイラ騎手の8連続騎乗勝利を阻止しての重賞制覇を成し遂げた戸崎騎手。
これは余談ですが、最終レースの輪乗りの際、7連続騎乗勝利の記録を持つ武豊騎手に、「良い仕事したな(笑)」と声をかけられたそうです。
そして今週も重賞チャンスとなる新潟記念。
前走でのアルバードックは、巧いの一言。どちらかというと小回りの福島はあわない印象でしたが、それを感じさせない騎乗振りで勝利。これには担当する野見山助手も、「さすがですね。安心して見ていられました」と語り、状態に関しては、「前走の中間はご飯の食べが落ちて、心配するところはあったが、今回はよく食べているし、精神的にもドッシリしてきた」と、自信の表情。洗い場に入る際も立ち上るなど、元気いっぱい。大崩れはないと思えます。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。