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【木幡家長男の素顔】木幡初也騎手(4)『弟と接戦になったら絶対に負けません!』

  • 2016年09月28日(水) 18時00分
木幡初也ジョッキーのインタビューも今週で最終回


木幡初也ジョッキーのインタビューも今週で最終回。同期や弟の巧也ジョッキーのこと、今秋の目標など、さまざまなことをお聞きしました。ジョッキーを目指す子どもにオススメするスポーツとは!?
(取材・文/大薮喬介)


小学校の時にはバク転ができました

(前回のつづき)

――以前、このコーナーに出演していただいた同期の井上騎手、石川騎手、小崎騎手、義騎手、松若騎手全員が言っているのですが、すごく仲がいいそうですね。

木幡初 夏競馬が始まる前にも集まりましたし、仲はいいと思いますよ。関西所属の同期はなかなか会えないですが、関東所属の井上や石川とはよくご飯を食べに行っています。このインタビューが終わった後も、石川と食べにいくんですよ。

――そうなんですか。木幡騎手から見て、石川騎手はどんな人なんですか?

木幡初 普段は陽気で、話しやすいタイプです。悪く言えば、ヘラヘラしている感じですかね(笑)。でも、競馬に関してはとても真面目です。

――井上騎手はどうですか?

木幡初 あいつもヘラヘラしています(笑)。

――関東の若手は、ヘラヘラしている人が多いんですか!?(笑)

木幡初 そうかもしれないですね(笑)。

――ご自身はいかがですか?

木幡初 僕は…たまにスカしていると言われますね(笑)。

――3人でいる時は、おそらくまとめ役なんでしょうね。

木幡初 どうなんでしょう。突っ込みはできないですが、一歩引いて見ているかもしれないですね。

――石川騎手を筆頭に同期が活躍していますが、現状のご自身の成績についてはどう思われていますか?

木幡初 満足はしていませんよね。同期が活躍しているのを見て、自分ももっと頑張らないといけないと思っています。ただ、目先のことばかりにとらわれて焦らないようにしたいですね。少しずつでもいいので、着実にスキルアップしていきたいです。

――同期の中で負けていないと思うところはありますか?

木幡初 気持ちとフィジカルは負けていないと思います。

――運動には自信がありそうですね。小さい頃はどんな少年でした?

木幡初 活発な子どもでしたね。いつも外で走り回っていました。短距離も長距離も速かったんですよ。あと、今でもバク転やバク宙もできます。

――おお、それはスゴい!

木幡初 実は幼稚園から小学6年までは器械体操をしていたんです。これからジョッキーを目指す子どもには器械体操はオススメですよ。体も柔らかくなりますし、バランスよく筋肉がつきます。野球やテニス、サッカーだと、どうしても利き手ばかりを使いますからね。あと、小学校の時にバク転ができたらモテます(笑)。

――その言い方は、モテたんですね。ちなみに弟の巧也ジョッキーも体操をしていたんですか?

木幡初 弟は3年生の時に辞めました、先生が怖くて(笑)。

――そうなんですか(笑)。ちなみに巧也ジョッキーはどんな性格なんですか?

木幡初 弟は僕と違って、ヘラヘラしているタイプですね(笑)。

――石川ジョッキーや井上ジョッキーと同じタイプなんですね(笑)。その巧也ジョッキーですが、27勝していて大活躍ですね。兄としてうれしいですか?

木幡初 兄としては、波に乗っているのでこのままいってほしいなと思います。でも、ジョッキーとしてはうれしい気持ちが「2」で、自分も頑張らないといけないという気持ちが「8」ですね。

――レースで接戦の時はとくに負けられないですね。

木幡初 併せ馬になった時は「絶対に負けねえ!」と思いながら追っています(笑)。

――最後に今秋の目標と、将来どんなジョッキーになりたいかを教えてください。

木幡初 この夏は毎週勝たせていただいているので、秋もこの調子を続けたいですね。あとは、ケガも騎乗停止もなく、年末までいけたらいいなと思います。ジョッキーとしての最終的な目標は、記録にも記憶にも残るような騎手になることです。そのためにまずは、目の前のレースを確実に勝てるジョッキーに、そして仮に負けても納得がいくような騎乗ができる騎手になりたいです。1レース1レースで馬の能力を最大限に引き出せるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!
キシュトーーク

馬の能力を最大限に引き出せるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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