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神戸新聞杯を見て、そして凱旋門賞・スプリンターズS

  • 2016年09月30日(金) 12時00分


さらに馬体が引き締まった様子のビッグアーサー、パワーアップした印象のミッキーアイル

 先週の神戸新聞杯も、春の実績上位馬サトノダイヤモンドが勝利となり、改めてダービー上位組3頭の力が3歳世代では抜けている印象を再認識しました。

 となると菊花賞に向けては、ディーマジェスティとサトノダイヤモンドの2強対決となりそうな雰囲気。しかしながら毎年淀の3000mの菊花賞だけは、中距離の強い馬以上に、ステイヤー体質や血統背景がものをいうところも…。

 神戸新聞杯においてのミッキーロケットの走りには、4コーナーでサトノダイヤモンドに接触しそうになった点や内容に、距離が伸びて良さそうな感じもしました。しかしながら次は夏から5戦目となるだけに、上積みを望むのは厳しいところも。

 となると、やはり今年に限っては2頭が抜けているのかもしれないですね…。

 さて今週は秋競馬第1弾となるスプリンターズS、そして深夜にはマカヒキ出走の凱旋門賞となります。

 凱旋門賞ですが、ここにきてラクレソニエールが回避。8戦無敗もさることながら、ルジェ厩舎は輸送の問題を考慮し、今回の凱旋門賞においては、南仏からドーヴィルへと滞在場所を移して挑んでいただけに、そのショックは大きかったことでしょう。胸が痛みます。

 さて日本馬マカヒキですが、今回の最大の魅力は、シャンティイのコースや共に騎乗する外国人騎手を把握している騎手・ルメールが騎乗する点でしょう。もちろんポストポンドは強い相手ですし、エイダン・オブライエン厩舎のファウンドにムーア騎手のコンビは、大舞台でやりそうな予感。簡単ではないとは思いますが、どんな走りをするのか?非常に楽しみです。

 さて一方、中山競馬場で行われるスプリンターズSですが、まだ迷い中。

 ビッグアーサーに関しては、前走が今まで見てきた中でも1番のデキと感じましたが、さらに馬体が引き締まった様子ですし、ミッキーアイルも休み明けとはなりますが、一回り体が大きくなりパワーアップしている印象を受けました。

 またブランボヌールとソルヴェイグの3歳牝馬2頭が精神面での成長が見受けられ、アナドレナイ気も…。

 もう少し、悩みます。当日は中山競馬場で、お昼休みにレース予想会を行います。もしよろしければ足をお運び下さい。それでは週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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