苦戦が目立つ前走新馬組
今週はファンタジーSに期待のフランケル産駒、ミスエルテが登場する。
新馬戦はまさに楽勝という感じで、しかも血統的に苦労するかと思った上がり偏重のレースを楽々とこなしてみせた。これは大物だ、と直感した方も多いことだろう。
ファンタジーSでデータの傾向を崩すようなら、その大物ぶりはいよいよ本物ということになるかもしれない。傾向とは、新馬組の弱さである。
過去10年のファンタジーSにおける前走新馬組は[0-1-0-19]。5番人気以内馬が10頭いてこの成績は物足りない。1番人気でもワイドサファイアとケイティーズジェムの2頭が馬券の対象から外れている。
ファンタジーSは前走時点ですでにJRAの重賞を走っていた馬が強く、過去10年で[6-4-3-19]。を走っていた馬が強く、過去10年で[6-4-3-19]。今年は該当馬がブラックオニキスしかおらず、前々走までに重賞に出た馬もクインズサリナしかいない。その意味で新馬組も例年よりはやりやすいだろうし、登録時点で12頭しかいないので単純に好走しやすい面もある。ただそれでもこれだけ苦戦してきたグループから傾向を覆すことがあれば、やはり能力の証明ということになるだろう。
ちなみに先述した[0-1-0-19]で唯一馬券に絡んだのはローブティサージュ。2戦目でいきなり好走ならば、やはりGIに近づくということになる。
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