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マカヒキ、変わらず抜群の安定感

  • 2017年01月13日(金) 19時00分


 年が明けた7日、マカヒキが予定どおり、放牧先のノーザンファーム天栄から栗東トレセンにかえってきました。

 昨年の夏、栗東を旅立って以来、見ていなかったので懐かしさでいっぱい。まさに「おかえり!」の心境です。

「放牧中にノーザンファーム天栄へも様子を見に行ったのですが、順調に乗り込まれていました。その効果もあって、馬体に無駄な緩みはなく、ほんと予定どおり順調です」と担当の大江助手も笑顔を見せています。ほんと、何よりです!

 いつも馬をみてきて思うのは“予定どおり”、“いつもどおり”、“普段どおり”の状態を保つことが大事であり、実は容易なことではありません。この「予定どおり」を実現するためにどれだけ多くの人の温かい手が掛けられたことでしょう。この立派に鍛えられた馬体を見るたび、しみじみと感じますね〜。


 たまたま、わたしが見に行ったのは昼休みの少し前。マカヒキはちょうどウツラウツラと休憩する直前でした。いつも馬房の向かって左奥で寝ていますが、大江助手が気を遣ってその部分に敷料のチップをこんもりと盛ってくれています。このフカフカのベッドでゆっくり休んで、鋭気を養っているんですね。

 その後、木曜日の帰厩後の追い切りも予定どおりに消化。無理なくスッと時計が出てしまうあたり、客観的にも順調さがうかがえます。

 マカヒキを見るたびに思うのは、抜群の安定感があるな、ということ。叩き出す時計はもちろんのこと、普段のたたずまいも歩く様子も、ほんと変わらず安定しているんです。精神的にどっしりとしているからそう見えるのかな?と思います。

 復帰戦である2月12日の京都記念、楽しみですね〜。ムーア騎手との新コンビというのも期待が倍増ですよね!?

 昨年、百日草特別を制したアドマイヤミヤビはクイーンCを目指して調整中です。放牧から戻ってきて「少し胴が伸びた」(島厩務員)とのこと。しっかり成長して帰ってきたのは何よりです。ミヤビはマカヒキとは一味違った意味で落ち着きはらった印象です。姐さん、といった雰囲気で少々のことでは動じないような印象。これからピッチが上がっていっても、この落ち着きを保って欲しいな。


 最後に。今週デビューするロマンチックワークにも注目。クリスティロマンスの娘さんです。小柄で馬体重は450キロくらいとのですが、コンパクトにしっかりまとまっている印象です。そして、性格がとてもとても従順。人を信頼しきっていて、育ちの良さ、性格のよさがとても感じられます。ホントにホントに可愛くて仕方ない!!というお嬢さんですよ。


「それでいて、走るときはスイッチが切り替わって闘争心が出る」と担当の島厩務員。そんなメリハリがついているところも魅力的です!!

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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