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別定54kgの中央2頭が中心/名古屋大賞典

  • 2017年03月29日(水) 18時00分


◆ますます厚くなった中央のダート路線

 近年、中央のダート路線の層がますます厚くなって、この馬ならダートグレードのひとつやふたつは勝てるだろうという地方馬がなかなか勝てなくなった。現役馬でいえば、今回のカツゲキキトキトであったり、岩手のラブバレットであったり。ハッピースプリントやソルテのクラスにもなれば、以前であればダートグレードをばんばん勝ってもおかしくなかったのが、そのレベルでようやくひとつ、ふたつ勝てるというのが現状だ。

 今回の名古屋大賞典のようなJpnIIIの別定重量が極端な設定になっているのは、もともと地方馬にもチャンスを与えるため。ところが中央馬の選定条件が変わり、直近で賞金を稼いだ馬も出やすくなったために、オープン特別を勝ったばかりの上り馬が軽い重量で出られるようになったのも、地方馬が容易に勝つことができなくなった要因でもある。もちろんそのルール変更がよくないということはないのだが。

 繰り返しになるが、ダートのオープン特別で勝ち負けしてくる中央馬はほんとに強い。もちろん突き抜けて強いレベルは少ないが。そういうわけで、そのレベルで今回54kgで出走できるモルトベーネとピオネロが中心。モルトベーネは2走前の東海Sでグレンツェントに半馬身差の2着。ピオネロは4走前のシリウスSでマスクゾロにクビ差2着で、のちに東京大賞典を制したアポロケンタッキーには先着していた。いずれも、いつ重賞を勝ってもおかしくないレベルの実力。両馬とも、今回が地方初参戦だけに、小回りコースをこなせるかどうかはやってみなければ、というところはある。

 それだけの実力馬が54kgなら、JpnIIの兵庫チャンピオンシップと浦和記念を勝って58kgのケイティブレイブと、JpnIの川崎記念を勝って59kgを背負うオールブラッシュの狙いは当然下がることになる。

 地元期待のカツゲキキトキトは、◎◯と同じ54kg。メンバーに恵まれた佐賀記念ではもっとやれると思ったのだが、重賞入着経験のなかったロンドンタウンが勝ち、そこから5馬身半ほどの差で4着。今回、地元の利があっても勝つまではなかなか容易ではない。

◎モルトベーネ
◯ピオネロ
▲ケイティブレイブ
△カツゲキキトキト
△オールブラッシュ
△ドリームキラリ

【予想掲載場所変更のお知らせ】

『「ハロン」編集長の決断』をご愛読いただき、誠にありがとうございます。

 2017年4月より、斎藤修氏の予想につきましては、ダートグレード競走馬柱の予想欄にて公開をさせていただきます。

 ※掲載場所サンプル(2017年3月15日ダイオライト記念)

 掲載日や内容などには変更はございませんので、引き続きご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。

netkeiba 編集部

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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