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ヤンキーソヴリンとアサクサハヤブサの近況

  • 2017年04月03日(月) 18時00分
『リスタート』で取り上げる馬について、読者の皆様からのリクエストを募集いたします。対象は、「JRA出身で現在南関東所属の馬」となります。
応募は、【こちら】よりお願いいたします。
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※Androidアプリをご利用の方は【https://jp.surveymonkey.com/r/29JQ6M2】のURLをコピーの上、ブラウザからご応募ください。



南関競馬はナイターシーズンに突入


 新年度になりまして、南関競馬は本格的にナイターシーズンに突入します。今日3日(月)からは川崎競馬場のスパーキングナイターが開幕。会社帰りにふらりとナイター競馬へ、南関競馬はそんな手軽さもありますよ!(川崎、大井、船橋はナイター、浦和は昼間)

 なお、世界を股にかけて騎乗する藤井勘一郎騎手が、これから3か月に渡って南関東で再び騎乗することになりました。昨年の活躍で、南関ファンのハートを鷲掴みにした藤井騎手。前回以上のパフォーマンスを期待したいです。

佐藤裕太厩舎に仲間入りをしたヤンキーソヴリンの近況


 先日は船橋競馬場で取材をしていました。佐藤裕太厩舎はおしゃれな構えなので、よく目立ちます!

 佐藤裕太調教師と言えば、騎手時代はあの川島正行調教師の下で、フリオーソやアジュディミツオーなど数多くの名馬を調教パートナーとして育て上げたことでも有名です。(調教パートナーとして)重賞100勝以上、平場のレースでも1000勝以上。今も裕太調教師は所属馬の調教をつけていて、感触をつかめるのも強みでしょう。

佐藤裕太調教師、カッコいいマークは厩舎オリジナル


 裕太調教師は騎手時代に桃と白の勝負服を着用していたので(地方競馬は騎手の勝負服)、厩舎カラーも騎手時代を思い起こさせます。

 そんな裕太厩舎に仲間入りをしたのが、ヤンキーソヴリンです。中央時代は美浦の牧光二厩舎(3勝)と大江原哲厩舎の所属で、今年から南関東へ。移籍後は3戦1勝2着2回と安定した走りを見せています。

 「調教では気の難しさがある馬でした。キャンターに入ると急に走るのをやめて癖を出していたので、常に周りに馬を置いて囲むような調教をしたり、他にも工夫をして取り組んできたつもりです。今では1頭でも乗ることができるし、馬自身のやる気も出てきているので、調教もしっかりできるようになりました」(裕太調教師)

 ヤンキーソヴリンの馬房前に立つと、前はすぐに耳を絞って体を触ることを怒っていたそうです。今ではそういう反抗心を見せることもなく、裕太調教師に甘えるような仕草を見せて顔をなでてもらっていました。

馬房でのヤンキーソヴリンと裕太調教師


「楠さん(アブクマポーロなどを手掛けた楠新二厩務員が担当)が愛情を持って接してくれていて、人間の言うことを理解して、反抗心がなくなってきたように思います。心を開いてくれるようになったのはうれしいですね。これからオープンレースでも勝てるように頑張っていきたいです」(裕太調教師)

レースでのヤンキーソヴリンと楠厩務員


 ヤンキーソヴリンは南関東に入厩した時はB1クラスでしたが、現在はA2クラスになりました。

チューニーの愛息アサクサハヤブサも元気です


 なお、ヤンキーソヴリンの同厩には、チューニーの愛息で、フジマサエンペラーやトロワボヌールの半弟アサクサハヤブサがいますよ。美浦の加藤征弘厩舎から1年以上前にやって来て、C2クラスからコツコツと走り続けて安定した成績が光ります。

「背腰が疲れやすい馬だったのでケアをしながら、調教で疲れなくなってきたので体力もついてきて、安定して力を発揮できるようになってきたと思います。いつも正太郎(川島正太郎騎手)が調教には乗ってくれていて、真面目で騎手の言うことをよく聞いてくれる馬ですよ」(裕太調教師)

馬房でのアサクサハヤブサ、凛々しい顔つきです


 もうすぐBクラスです!

 ヤンキーソヴリンもアサクサハヤブサも、船橋競馬場で頑張っていますよ!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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