◆どうしても穴狙いしたいという方のためのデータ 今週の宝塚記念はキタサンブラック一色ムードだが、どうしても穴狙いしたいという方のためにひとつのデータというかエピソードをご紹介したい。回収率向上作戦という趣旨とはちょっと違ってくるが、お付き合いいただきたい。
宝塚記念が6月下旬の開催になったのは2000年のこと。それ以降の出走馬を前走レース別成績で分けると、着度数トップは天皇賞春で[8-7-3-45]である。
その天皇賞春組を、前走枠番別成績で見た場合、前走1〜3枠に入っていた馬は[0-2-1-21]で複勝回収率17%となっている。勝ち馬は出ていない。
人気薄馬が多かったこともあるが、01年テイエムオペラオーは1番人気2着、15年ゴールドシップが1番人気15着。2番人気馬は07年メイショウサムソンと昨年のキタサンブラックがそれぞれ2、3着。他に3〜5番人気馬が計8頭いるが、勝ち馬は出ていない。
これが「たまたま」なのか、ある程度理由があるのかは気になるところだ。
理由があるとしたら、天皇賞春が内枠有利のレースなので、そこで得ていたアドバンテージが宝塚記念では失われるということだろうか。ちなみに宝塚記念はコース改修後の2007年以降で見ると10回中8回で6〜8枠の馬が優勝。内寄りから勝ったのはアドマイヤムーンとアーネストリーの2回しかいない。外枠有利のレースだ。
昨年のキタサンブラックは天皇賞春が1枠(1番)で1着。宝塚記念は2枠(3番)で3着。今年は登録11頭という情勢なので枠順の有利不利は無いかもしれないが、外寄りを引いたほうがむしろ安心で、内枠だとまた惜敗の可能性を見込んだほうがよいのかもしれない。
以上、書いてはみたものの週末になったら同馬を本命にしているかもしれないので、そこはあしからず……。
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