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タイム指数向き『セントウルS』と落とし穴のある『京成杯AH』

  • 2017年09月11日(月) 12時00分

(撮影:下野雄規)



 開催替わりというのは、タイム指数の材料不足で結果が悪くなるのはいつものことですが、特に夏競馬が終わって中山&阪神開催のタイミングは今年もいまひとつという感じでした。今週はもう予想の段階で「難しい指数並びのレースが多いなあ」と思っていたのが結果にそのまま出てしまった感じです。しかし、予想コメントで「荒れてもおかしくない」と指摘できたレースがその通りに荒れていたのは収穫だと思います。

 さて日曜日の東西メイン。『セントウルS』と『京成杯AH』は、これまた昨年と同じで的中と不的中が分かれました。当たったのは昨年に続いて『セントウルS』。ハズレは『京成杯AH』。それぞれ復習をしておきましょう。

【検証ナンバー098】
サンプルレース名/
2017年09月10日(日)中山11R・京成杯AH(GIII)芝1600m

【レース前状況】
 1番人気が馬券にならないレースも昨年は一転して堅めの決着。今年はどうなるかにも注目は集まった。有力馬のダノンプラチナ回避で15頭立てに。1番人気は惜しい競馬が続くグランシルク(田辺)。初の重賞勝ちを今回は狙う。2番人気はマルターズアポジー(武士沢)。前走『関屋記念』1着馬だがトップハンデ58キロがどうか。3番人気は3歳ボンセルヴィーソ(松山)。こちらも3歳重賞で2着3着の多い馬で初戴冠を目指す。以下、ブラックスピネル(吉田隼)、ウキヨノカゼ(横山典)、ダノンリバティ(北村宏)と続いていた。

【レース結果】
1着グランシルク 牡5(1番人気)田辺
2着ガリバルディ 牡6(11番人気)北村宏
3着ダノンリバティ 牡5(6番人気)松若

【払い戻し】
単勝 300円
枠連 1970円
馬連 4050円
馬単 6460円
3連複 1万3920円
3連単 6万8880円



タイム指数向きのレースは『セントウルS』



 まず当たった方の『セントウルS』。

 こちらは昨年に続き、タイム指数が十分に機能していた。これで2年連続の馬単&3連単的中。印は◎☆▲の本線サイド。配当も馬単4500円、3連単3万6千円台でけっこう良かった。

 昨年と同様に平均値のワンツー、◎ファインニードルと▲ダンスディレクターが1着&3着。3位の○フィドゥーシアが落ちたのはペースのせいかもしれないが、そのおかげか前走『アイビスSD』で勝っていたほうの☆ラインミーティアが2着。こちらも前走新潟直線競馬ではあるが113という高指数がものをいった。どうやら『セントウルS』はタイム指数と相性がいいようだ。

 総合すれば、

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No.1予想家の大石川大二郎が、前週の荒れたレースを「どうすれば取れたか」という視点で徹底分析。さっそく今週のレースから使える教訓を伝授、「未来の馬券力」を上げちゃうコラムです!!

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