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【みやこS(GIII)】“鮮やかな加速”の裏に古川吉洋騎手の好リード「道中で無駄な動きをしていないからこそ使えた脚」

  • 2017年11月09日(木) 18時01分
哲三の眼

▲連載初となるダートレース・みやこS(GIII)をピックアップ (c)netkeiba.com


今週はテイエムジンソク×古川吉洋騎手が勝利したみやこS(GIII)をピックアップ!このコンビは、これまで計5戦を走り【4-1-0-0】と好成績をマーク。みやこSでもこの人馬にしかわからないリズムから鮮やかな加速を見せ、着差以上のパフォーマンスを見せました。今回は古川騎手が見せた道中の手綱捌きに注目し、好相性の理由に迫ります。(構成:赤見千尋)

「レースを何度見直しても、テイエムジンソクの走りが本当に素晴らしい」


 今週注目したのはみやこS。テイエムジンソクにとって初の重賞制覇で強い内容でしたが、古川(吉洋)君が外枠からスピードを活かして、上手くこの馬の良さを引き出す競馬をしたなと感じました。

 外枠ということでコーナーロスがある分、2コーナーでしっかりしたポジションを取れていた。前を捉えて、後ろからもつつかれないポジショニングを取れたことがファインプレーだったなと。その分早めに動いて行くことができたと思います。

■11月5日(日) みやこS(GIII)(16番:テイエムジンソク)

 古川君は1コーナーでスピードを落とす時、手綱を詰めずに一定の長さのまま、テイエムジンソクの前に進もうとする動きをコントロールしていた。引っ張り過ぎていないし、長手綱になりすぎてプランプランになるわけでもない。手綱を引っ張るわけではなく、テイエムジンソクの体幹を極力ずらさないでスピードをコントロールしていたんです。

 10月12日のこのコラムの中で、僕が一番理想としている走りは

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1970年9月17日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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