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有馬の血も参考にしたいホープフルS

  • 2017年12月27日(水) 19時00分
【年末年始の更新スケジュール】
 今年の更新は本日分で終了です。年始は5日が初回の更新となる予定です。


◆今開催の中山芝、人気薄で最も馬券になった馬を出したのは…

 ホープフルSは年末の「中山芝適性の高い血統」かつ「クラシック実績のある血統」が走りやすいレース。

 昨年の勝ち馬レイデオロは父がダービー馬のキングカメハメハ。複数の産駒がダービーを優勝。母父はロベルト系のシンボリクリスエス。年末の中山芝の適性が高い系統でシンボリクリスエス自身も有馬記念を連覇。

 8人気の人気薄ながら2着に走ったマイネルスフェーンはステイゴールド産駒。クラシック実績もあり、年末の有馬記念にも複数の産駒が実績を残す種牡馬。

 一昨年も1着、3着がディープインパクト、キングカメハメハ産駒。2着は年末の中山芝G1、有馬記念を勝利したマツリダゴッホの産駒。

 3年前に8人気で2着のコメートはブラックタイド産駒。キタサンブラックと同じ父。

 9人気で3着のブラックバゴは母父ステイゴールド。

 今開催の中山芝で4人気以下の人気薄で最も馬券になった馬を出したのはマンハッタンカフェ。次にハーツクライ、ルーラーシップ、ステイゴールド、キングズベスト。

 例年通り、有馬記念にも縁のある馬、年末の中山芝に適性が高い種牡馬が並びます。

 タイムフライヤーの父はハーツクライ。有馬記念勝ち馬。今開催の中山芝で人気薄の馬券対象馬を複数出した種牡馬。母父はロベルト系のブライアンズタイム。中山芝重賞は年間を通じて相性の良い系統。年末の中山芝G1にも強い血統。…と、有馬記念のサトノクロニクルで書いた気もしますが、今度こそ(笑)

 シャルルマーニュの父はヴィクトワールピサ。同コースの3歳限定G1、皐月賞勝ち馬で年末の有馬記念も優勝。母父はキタサンブラックと同じサクラバクシンオー。

 当レースと同コースで年明けに行われる重賞、中山金杯は有馬記念優勝馬に近い血統馬が走るレース。もちろん有馬記念と馬場が近いため。シャルルマーニュは父サンデー系で、母父バクシンオー。母系にボールドルーラーを持つのもキタサンブラックと同じ。母系にミルリーフを持つ馬は馬力の方向性に向くため、東京芝より中山芝に適性が高いタイプが多いです。

 フラットレーもハーツクライ産駒。姉のバウンスシャッセは中山芝重賞を2勝。中山芝巧者の牝系に、今の中山芝で好調の父。

 ところで、9レースは2歳限定のダート1200m戦。個人的にはこちらも楽しみなレース。

 中山ダート1200mは芝の中距離よりも激しいレースが多いのが特徴。芝中長距離のようにペースが騎手の意思に左右されづらく「馬の本能=本能を遺伝する血統」で決まるレースが多いのが特徴。よって、台頭する馬は本能=血統で計算できます。

 実際、今開催の中山ダートは勝負レースにて30%近い確率で1000倍以上の配当を的中させました。今開催は、ホームページで公開している勝負レースで、中山ダート1200mを10鞍推奨。うち6レースで本命が3着以内(もちろん1人気は一度も本命にしていません)。単勝回収率352%。複勝回収率198%。これは中山ダート1200mの穴パターンを徹底的に狙っているから。

 今年の有馬記念のように、歴史的名馬が出ているレースはパターン買いはほとんど失敗するのですが、例年の水準級のレースが繰り広げられる中山ダート1200mの条件戦はパターン買いには有効。

 エスペランサ賞は、有馬記念以上の激戦を期待したいレース。忖度なしにミスターメロディーに競りかけるレースが見たいです。そうなれば、タイキサターンやオーヴァーライトが台頭するのでは?

 タイキサターンは、母系がタフな馬場の激しいレースでキタサンブラックを負かしたマリアライトと同じキャサリーンパーの牝系。

 オーヴァーライトは父、母父、母母父が米国的な流れのレースでは世界的にも一流の血統。有馬記念とは真逆ともいえる激しい道中で淘汰された血統で固められた血。激しいペースになるほどパフォーマンスを上げます。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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