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【フィナーレ】高倉稜騎手が単独出演『6年間、本当にありがとうございました』動画メッセージも!

  • 2017年12月29日(金) 18時01分

6年間の連載に終止符を打つこととなった『キシュトーーク!』。いよいよ今回がラストの更新となります。忘年会には参加できなかった高倉稜騎手が単独出演。思い出の取材、メンバーにひそかに抱いていた思い、読者の皆様へのメッセージを熱くお届けします!(文:不破由妃子)


「松ちゃんの皐月賞は泣きそうになりました」


 netkeibaをご覧のみなさん、こんにちは。JRAジョッキーの高倉稜です。

 6年間続いた『キシュトーーク!』が終了するということで、最終回の取材はぜひ参加したかったのですが、残念ながら都合が合わず…。今こうして一人で取材を受けていること、少し寂しく感じます。

 2010年にデビューし、2年目の9月に始まった『キシュトーーク!』ですが、最初は「キャリアの浅い僕が話せることがあるのか…」と、ちょっと不安でした。でも、回を重ねていくうちに、若手がどういう環境で、どういう気持ちで競馬に取り組んでいるのか、僕なりに伝えられたらいいなと思うようになり、いろんな企画に参加させてもらいました。

 (酒井)学さんやシュタルケ騎手との対談、夜が明ける前からの1日密着取材もありましたね。どれもこれもいい思い出で、いろいろと勉強になりました。

キシュトーーク

▲2013年2月掲載、先輩・酒井学騎手との対談


キシュトーーク

▲こんなマル秘ショットも


キシュトーーク

▲2014年4月掲載、川須栄彦騎手と一緒にシュタルケ騎手と対談


 いつの間にか恒例になっていた新年会も楽しかったです。僕と川須の期は、とにかく1個上の先輩と仲がいいんです。まぁ、僕と川須が馴れ馴れしいだけかもしれませんが(笑)、『キシュトーーク!』を通して、そんな和気あいあいとした雰囲気が伝わったのではないかと思っています。

 6年間の変化としては、ほかのメンバーも挙げていましたが、やはり結婚したことが一番大きいです。あとは、優作ちゃんと被りますが、髭がだいぶ濃くなりました(笑)。そんな感じで、着々と大人になっているような気もしますが、ジョッキーとしては、いい意味であまり変化はなく、今でもデビューした当時と同じ気持ちで乗ることができています。

 もちろん、現状に満足しているわけではありません。もっともっと勝ちたいです。ただ、馬があっての競馬。馬はみんな頑張ってくれていますし、あとは僕自身がいかに力を引き出せるかだと思っています。

 この6年のあいだに、GIII(2012年、2013年中京記念、2017年シンザン記念)、GII(2013年日経新春杯)と勝つことができたので、次に狙うは当然GIです。

キシュトーーク

▲高倉騎手の初重賞勝利、2012年フラガラッハでの中京記念 (C)netkeiba


 今年、『キシュトーーク!』の初期メンバーでは、松ちゃんが皐月賞でGI初勝利を決めました。めっちゃうれしくて、ちょっと泣きそうになりました…(苦笑)。人の競馬を見てあんなに心が揺れたのは本当に久しぶりで、なんていうのか夢のような感じで、不思議な気持ちになりました。

 ただ、正直なところ、うれしさ8割、ジェラシー2割です。あとの4人のなかで一番にGIを勝って、真っ先に松ちゃんに追いつきたい! そして、今度はGIジョッキーとして、netkeibaさんの取材を受けたいです。それと、『太論』のゲストとしても、また呼んでくださいね。食レポとか温泉取材とか、オイシイところでひとつお願いします(笑)。

キシュトーーク

▲2017年4月「太論」掲載、公私共に親しい小牧騎手と温泉旅


 6年間、本当にありがとうございました。これからも、馬の力を最大限に引き出せるよう努力を重ね、もっともっと高みを目指していきたいです。引き続き、応援よろしくお願いします!

(文中敬称略、了)


6年間という長い間、『キシュトーーク』をご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。深く御礼申し上げます。これからもnetkeibaでは、レギュラーメンバーのジョッキーの方々、若手ジョッキーの方々を応援できる企画をお届けしていきたいと思います。

netkeiba編集部

元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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