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手堅いこの5頭でキッチリ獲れる!/フェブラリーS

  • 2018年02月16日(金) 18時00分


◆このメンツで大波乱というのはちょっと考えづらい

須田 先週の京都記念は、勝ったクリンチャーを消し勝負で残念ながら大ハズレ。「二度あることは三度ある」は、やはり井崎センセイの黒星のほうでしたなあ(笑)。

井崎 重〜不良でのクリンチャーは、まさに「水を得た魚」だよね。4コーナーでの手応えからして抜群で、アルアインやレイデオロを完封したんだから、大したものだよ。

須田 速い上がりが要求されない馬場なら、今後もトップクラスの活躍が見込める1頭でしょうね。好走条件がハッキリしているので、馬券的にも付き合いやすいでしょ。

井崎 レコードが出るようなパンパンの良馬場だと厳しいだろうし、ファンもよく見てるから、人気にもならないだろうね(笑)。それにしても、三連敗とは……厳しいねえ。

須田 しかも今週は、G1のフェブラリーSですからね。ゴールドドリームやテイエムジンソクが人気の中心でしょうが、クサい馬もけっこう多くて、難しいレースになりました。

井崎 でも、その2頭はしっかり買わなきゃダメだよな。出走馬の半数以上が昨年のチャンピオンズCにも出走していたワケで、そこでの連対実績はやはり重視すべきだよ。

須田 ということは、センセイは「今年は堅い」という見立てなんでしょうかね? 残った馬のラインナップを見ても、波乱はほとんど想定していないような印象ですが……。

井崎 このメンツで大波乱というのは、ちょっと考えづらいだろ? 消去ネタの内容はいたってフツーで、精度もそれなりに高い。フェブラリーS自体が、近年は堅いしさ。

須田 でも、例年よりも混戦じゃないですか。センセイの「消し」馬でも、アウォーディーやノンコノユメ、サウンドトゥルー、ベストウォーリアあたりは怖いですよ?

井崎 そりゃあ、実績が実績だから来られても文句は言えない(笑)。ただ、さすがに8歳馬となると信頼度は落ちるし、好走しているのも東京大賞典組ばっかりだからさ。

須田 おお、今週は珍しく真面目モードですな。でも、いくら真面目にやっても結果が出ないとこき下ろされるのが、我々の仕事。最低でも、格好くらいはつけていただかないと。

井崎 いやいや、この5頭が総コケなんてあり得ないよ。利幅は薄くとも、ここはキッチリとモノにできるレース。古川吉ジョッキーの「今度こそ!」にも期待したいねえ!

☆02番ケイティブレイブ
☆06番インカンテーション
☆10番テイエムジンソク
☆14番ゴールドドリーム
☆16番サンライズノヴァ

・前走1着馬をのぞく、前走6番人気以下馬
※過去10年[0-0-1-36]
●2017年該当馬→ニシケンモノノフ(5着)、ブライトライン(10着)、デニムアンドルビー(16着)
○2018年該当馬→ニシケンモノノフ、ノボバカラ、ロンドンタウン

・前走G1組をのぞく、前走6番人気以下馬
※過去10年[0-0-0-33]
●2017年該当馬→ニシケンモノノフ(5着)、ブライトライン(10着)
○2018年該当馬→ニシケンモノノフ、ノボバカラ、ノンコノユメ

・前走が4着以下だった、前走馬体重499キロ以下馬
※過去10年[0-0-0-33]
●2017年該当馬→ケイティブレイブ(6着)、ノンコノユメ(7着)、キングズガード(11着)、デニムアンドルビー(16着)
○2018年該当馬→サウンドトゥルー、メイショウスミトモ、キングズガード、レッツゴードンキ

・牝馬
※過去10年[0-0-0-9]
●2017年該当馬→ホワイトフーガ(9着)、デニムアンドルビー(16着)
○2018年該当馬→ララベル、レッツゴードンキ

・前走東京大賞典組をのぞく、8歳以上馬
※過去10年[0-0-0-20]
●2017年該当馬→ブライトライン(10着)
○2018年該当馬→アウォーディー、サウンドトゥルー、ベストウォーリア

2017年残った馬→ゴールドドリーム、ベストウォーリア、カフジテイク、エイシンバッケン、サウンドトゥルー、モーニン、インカンテーション、コパノリッキー、アスカノロマン

【2017年結果】
1着:ゴールドドリーム(○)
2着:ベストウォーリア(○)
3着:カフジテイク(○)

2018年上半期[星取り表]:△○△●●●

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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