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前走500万条件組に注目

  • 2018年03月13日(火) 12時00分


◆メンバーが軽めになることが多いスプリングSの特徴は…

 スプリングSは弥生賞よりもメンバーが軽めになることが多く、そのためか前走500万条件組がよく走っている。

 前走オープン組が勝率6.7%・複勝率21.3%なのに対し、前走500万条件組は勝率9.3%・複勝率25.6%。実はこちらのほうが数字は高い。

 基本的に連対してこないとさすがに苦しい500万条件組だが、好走のためにはもうひとつ条件があって、過去10年で馬券に絡んだ馬はすべてキャリア5戦以内。5戦以内が[4-4-3-21]に対し、6戦以上は[0-0-0-11]だ。

 キャリア10戦のハッピーグリンをどうするかは問題で、道営馬だから例外とする手もあるとは思う。それよりハッピーグリンはハッピーグリンで買うとして、条件を満たす中央馬を重視する必要について触れておきたい。

 前走10着のエトナは別として、マイネルファンロン、エポカドーロ、レノヴァールはいずれもキャリア5戦以内。しかもこの中ではエポカドーロが多少売れるかもしれないが、上位人気はステルヴィオ、ルーカス、サトノソルタスが占めるはず。つまりこの馬たちが絡めば配当は伸びる。

 昨年はウインブライトとアウトライアーズ、一昨年はマウントロブソンとマイネルハニーで500万条件組がワンツー。この組重視の馬券を検討したい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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