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【中山GJまであと1日】「やっぱりこのレース!!」/田村太雅騎手・金子光希騎手・浜野谷憲尚騎手

  • 2018年04月13日(金) 18時15分


4月14日に中山競馬場で行われる中山グランドジャンプ。歴史的名勝負となった中山大障害以来の、オジュウチョウサン×アップトゥデイトの対決に注目が集まります。

今、障害レースが“熱い”!! ということで、「石神深一騎手×林満明騎手」のスペシャル対談を全4回でお届けしました(記事はページ下部のバックナンバーから)。

続いては「中山GJへのカウントダウン」としまして、豪華21名の障害ジョッキーたちが登場。「感動」「スゴ技」「ハプニング」…などなど「これだけは絶対に見るべき!」という障害レースを、日替わりで発表していきます。

本企画もいよいよ最終回。最後は3名の騎手がそろって挙げた、名勝負中の名勝負!



4/13(金)「やっぱりこのレース!!」



2017年12月23日 中山10R中山大障害

◆田村太雅騎手(栗東)のチョイス「男気があってカッコよかった」

GIドキュメント

「やっぱりこのレースですかね。アップトゥデイトの逃げは騎手から見ても男気があってカッコよかったです。オジュウチョウサンはどこからでも動ける馬で、持ったままでスーッと上がってくるので、あの馬の後ろからではダメでしょう。アップトゥデイトは早め先頭で押し切るタイプ。レース前、たしか林さんは『行くしかない』って言っていたと思います。障害ジョッキーは一緒に練習をしたり、共に過ごすことが多いので仲間意識があります。関西はたぶんみんな林さんのことを応援していたんじゃないかな。例年ならアップトゥデイトが優勝していたでしょうが、あんなレースをされながらも勝ってしまうオジュウチョウサンって、本当に強すぎるって思いました」




◆金子光希騎手(美浦)のチョイス「全馬無事に完走した名レース」

GIドキュメント

「まずGIのファンファーレが良いですよね。躍動感にあふれていて何度聞いても気持ちが高揚してくると言いますか。乗っていても聞こえますし、ボルテージが上がりますね。それを楽しみにしてくださるファンの方もいると聞いています。また中山グランドジャンプ、中山大障害だと全馬が完走した後に拍手が起こるのもグッと来ます。障害は怖いという方もいらっしゃいますけど、その分、ドラマというか胸に迫るものを感じて頂けたらなと思います。山あり谷ありで、馬も人も本当に必死なので、そういうのを感じながら競馬に乗っていますね。その中でも昨年暮れの中山大障害が1番見応えがあると思います。オジュウチョウサンという歴史に名を残すような馬と同じレースで乗れましたし、全馬無事に完走しました。名レースだったと思います。

僕自身のことで言えば、シンキングダンサーですね。元々、大人しくて可愛いですし、目覚ましい成長力と吸収力があります。平場は未勝利でしたけど、心身ともに一変を遂げて重賞も勝ちました。障害馬として一線級にいると思います。中山大障害(4着)は胸を借りるつもりで臨みましたが、僕が思っているより馬がドンと構えて競馬をしてくれました。僕も馬に見合うようさらに技術を磨いていかなければなと思います」




◆浜野谷憲尚騎手(美浦)のチョイス「あの2頭は力が抜けています」

GIドキュメント

「昔、6頭立ての中山大障害(秋・1995年)があったんですけど、自分はオキノリュウジンという馬で後ろから行っていて、前2頭が落馬して、あっ無事に飛べれば4着あるなと思ったんです。ところが僕も結局落馬してしまいました。よほどもう1回乗り直してレースを続けようかとも思ったのですけど、諦めました。確かフジノスラッガーが勝ったレースで、落馬はしましたけど印象に残っています。

最近ではやはり昨年暮れの中山大障害のオジュウチョウサンとアップトゥデイトのデッドヒートですね。あの2頭は力が抜けていますし、飛びを見ても安心できます。オジュウチョウサンは良い位置取りでついて行けて、邪魔になるようなところにはいないですね。アップトゥデイトは他の馬に脚を使わすような競馬をしたみたいですけど、それでもオジュウチョウサンはしっかり脚を使うのですからすごいですよ」





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