◆「大型化させるノーザンダンサー」を持つことがポイント 先週のダービー卿CTは、レース前に亀谷ツイッターで指摘した「大型のノーザンダンサー」が上位を独占。1〜4着馬はすべて520キロ以上の大型馬。1、2、4着馬はすべて父がノーザンダンサー系でデインヒルの血を持つ馬。
桜花賞も「大型化の血」馬券のポイントになるレース。桜花賞自体が大型馬に相性が良いことに加え、当レースでも圧倒的な結果を残すディープ産駒は小型馬を出しやすいため、「大型化」の血が有効だから。
過去10年の桜花賞で460キロ以上の馬は出走馬全体の36%。勝利比率は60%。過去10年の桜花賞勝ち馬のうち6頭は460キロ以上。出走比率36%に対して、勝利比率は60%。
上位人気馬の信頼度も体重で傾向が出る。桜花賞過去10年の3着以内馬の約65%は単勝15倍以内に支持された馬。
単勝15倍以内の人気馬のうち、460キロ以上だった馬は複勝率50%。単勝、複勝ともに回収率はプラス収支。
一方、体重459キロ以下の小型馬は複勝率が36%にまでダウン。単勝回収率35%。複勝回収率も71%と水準以下の成績。
桜花賞もディープ産駒は2011年から2016年まで6年連続で産駒が連対。12年、13年は1、2着を独占。
ディープ産駒のなかでも特に結果を出すのが大型馬。460キロ以上のディープ産駒は出走した3頭すべてが連対。
今年の桜花賞で460キロ以上で出走歴があるディープ産駒は、レッドサクヤ、トーセンブレス、プリモシーンの3頭。この3頭に共通するのは「大型化させるノーザンダンサー」を持つこと。
レッドサクヤとプリモシーンは母系にデインヒルを持つ馬。同じ阪神マイルで行われる若駒限定G1朝日杯FSの勝ち馬ダノンプレミアムとサトノアレスもディープ産駒で母系にデインヒルを持つ馬。
トーセンブレスの母父はフェアリーキング系。同系統もデインヒル同様、オセアニアで結果を残すノーザンダンサー系。オセアニアで結果を残すノーザンダンサー系は、若駒限定戦に強く、大型の産駒を出しやすく、牝馬が走りやすい特徴も。これらの特徴が母方からディープにサポートされることも、桜花賞に合うのでしょう。
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