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【日本ダービー2018】戸崎圭太騎手を直撃!トップジョッキーにとって“ダービー”とは

  • 2018年05月23日(水) 18時02分
GIドキュメント

▲戸崎圭太騎手がエポカドーロの手応えと“ダービー”を語る


地方競馬から中央に移籍して今年で6年目となる戸崎圭太騎手。これまで幾度となくGIレースに勝利して、2015、16年と2年連続してリーディングに輝くなどの活躍を続けてきた。だがこれまでクラシックレース勝利には縁がなく、エポカドーロでの皐月賞が意外にもクラシック初制覇だった。そのエポカドーロとともに日本ダービーで2冠を目指す同騎手に、インタビューした。(取材・文=佐々木祥恵)


コンビで臨むというのがまたいいなと感じています


 エポカドーロに戸崎騎手が初めて騎乗したのは、今年2月の小倉競馬場でのあすなろ賞(500万下)だった。本人は騎乗依頼が舞い込んだ理由はわからないと話していたが、過去に同馬を管理する藤原英昭厩舎のストレイトガールでヴィクトリアマイル2回、スプリンターズS1回と、3度GIに優勝しており、戸崎騎手とは相性の良い厩舎というイメージがある。

 レースはエポカドーロがハナに立ち、2番手の馬に突かれているようにも映ったが、直線では後続を突き放してあっさり逃げ切ってしまった。

「枠も内でしたし、小倉ということもあってハナに行きました。道中も楽でしたし、直線でも余力がありました」

 戸崎騎手は初コンビを組んだレースをこう振り返った。そして「奥深さのある馬」だと感じたという。

 ちなみにこの時の2着馬スーパーフェザーは、こののち阪神でアザレア賞(500万下)に勝利し、続く青葉賞(GII)で3着となっている。

 小倉で2勝目を挙げたエポカドーロは、皐月賞トライアルのスプリングS(GII)に駒を進めた。

 レースはコスモイグナーツの大逃げで始まり、エポカドーロは離れた2番手を進んだ。戸崎騎手は「イメージ通りに行けた」と言っていたたように、直線に向いてコスモイグナーツを捉えるとそこからさらに脚を伸ばしてそのまま押し切るかに見えた。だが後ろから脚を伸ばしてきたステルヴィオに僅かにハナ差交わされ2着に敗れている。

 負けはしたが、戸崎は改めて同馬のセンスの良さに加え、最初小倉で乗った時から感じていたドッシリとした落ち着きを感じていた。

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